エヌ・シー・エヌが省エネを支援する新サイトを公開

エヌ・シー・エヌが新たにリニューアルした建築環境設計サイト

株式会社エヌ・シー・エヌ（東京都千代田区、代表者：田鎖郁男）は、2024年7月に「建築環境設計」に関するウェブサイトを全面的にリニューアルしました。このサイトは、建物の省エネルギー計算サービスを提供するためのもので、特に省エネ関連業務を行っている建築業や不動産業者のニーズに応じた内容になっています。

リニューアルの背景と目的

エヌ・シー・エヌは、2022年の建築物省エネ法改正以降、国の省エネ基準の厳格化に伴い、業界の変化に迅速に対応するためにこのリニューアルを決定しました。特に、2025年4月には省エネ基準適合の義務化が迫っており、これに対応するためにサービスを整理し、ユーザーが一目で理解できるようにデザインと構成を見直しました。

新しいサイトでは、省エネに関するさまざまなサービスや計算結果の見積もりをインターネット上で簡単に申し込めるようになっています。また、エヌ・シー・エヌが掲げる「脱炭素社会の実現」「健康・快適な住まいの実現」というビジョンも、イラストやわかりやすい情報で伝える工夫がされています。

充実したサービス内容

エヌ・シー・エヌの建築環境設計部門は、2010年の省エネ計算サービス開始以来、カーボンニュートラルの実現を目指してきました。住宅や非住宅を問わず、省エネルギー性能の向上、長期優良住宅適合証の取得支援を行っており、様々な補助金や税制、金利優遇を通じてコストを抑えた設計を提案しています。

特に、住宅分野においてはZEH（ゼロ・エネルギー・ハウス）や東京ゼロエミ住宅のコンサルティングに加え、集合住宅やリノベーション時の提案も行っています。さらに、非住宅分野においても大規模木造建築物のZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）化に向けた取り組みでは、業界でも先駆的な存在です。

今後の展望

リニューアルされたサイトでは、ユーザーが必要とする情報をすぐに得られるようサービスが整理されています。また、省エネ計算サービスの件数も右肩上がりで増加しており、2023年度には2,887件に達しました。エヌ・シー・エヌは、ここからさらにサービスを拡充させ、「省エネと健康・快適を両立する建築物の普及」に努めていくことで、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。

まとめ

エヌ・シー・エヌのリニューアルした建築環境設計サイトは、建築業や不動産業者が抱える省エネに関する課題に対応するための情報平台として重要な役割を果たします。これにより、業界全体の省エネ意識が高まり、持続可能な建築物の実現に向けた流れが加速することでしょう。エヌ・シー・エヌのこれからの取り組みに注目です。