アライブ世田谷代田が挑む新たな介護のカタチ
セコムグループが運営する「アライブ世田谷代田」をご存知でしょうか。最近、同施設が「介護付きホーム研究サミット2021」でグランプリを受賞しました。この受賞は、介護業界に新たな風を吹き込む取り組みが評価された結果です。
受賞の背景
アライブ世田谷代田では、自立支援介護を推進し、医療と介護のチームワークを重視しています。その中で特に、「減薬」に力を入れ、多職種連携を通じて目に見える効果を上げてきたのです。今回の発表は、ホーム長の広瀬寿之氏、看護スタッフの和田千惠氏、そして株式会社グリーンエイトの藤山亮太様によるものでした。
発表された取り組み
発表のテーマは「薬を減らして、食事を増やそう」。ご高齢者は、多くの薬を服用することで生じる副作用や、筋肉量の低下、体力の低下など様々な健康の課題を抱えています。そこで、アライブ世田谷代田では「Nutrition Support Team(NST)」を立ち上げ、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士などが一丸となってアプローチしてきました。こうした連携によって、薬の数を減少させ、栄養状態の向上を目指しています。
具体的な成功事例を挙げると、一人の入居者がNSTの支援を受けて、服用していた薬の数を7剤から3剤に減少させることができました。その結果、活力が戻り、食事の摂取量も劇的に増加し、在宅酸素も不要になったのです。
評価のポイント
特に評価されたのは、減薬の取り組みを単なる医療の枠を超え、栄養と食事、さらには口腔ケアまで結び付けた点です。このアプローチによって、アライブ世田谷代田のサービスの質が底上げされた結果、多職種連携のモデルケースとして認められました。
今後に向けて
アライブメディケアは、今後もこのような革新的な取り組みを続け、高齢者がより自立した生活を送れるよう支援していく方針です。この受賞は、業界全体に向けた大きなメッセージともなり、他の介護施設にも良い影響を与えることでしょう。
会社概要
アライブメディケアは、セコムグループの一員として、介護付き有料老人ホームの企画から運営まで行っています。同社は、鶴巻温泉病院を中心とした全国有数の医療実績を武器に、質の高いケアを提供しています。東京、神奈川を中心に小規模で手厚い人員配置によるサービスが特長です。
お問い合わせ
株式会社アライブメディケア 営業推進部 広報室 大原
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