株式会社セブン・ペイメントサービスと株式会社NTTデータ イントラマートは、口座不要のBtoC送金サービス「ATM受取」とエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」の機能連携を開始しました。
この連携により、自治体や企業から個人への資金決済に関する業務プロセスを効率化し、送金業務の生産性を向上させることを目指します。これまで、自治体の給付金支払いや企業の立替経費精算など、口座情報の管理や紙ベースの手続きが課題となっていました。しかし、この連携により、これらの業務プロセス全体をデジタル化し、効率化することが可能になります。
「ATM受取」は、セブン銀行ATMで現金を受け取ることができるサービスです。個人は口座情報を登録する必要がなく、セブン銀行ATMから現金を受け取ることができます。一方、「intra-mart」は、ローコード開発による業務プロセスのデジタル化・自動化を実現するエンタープライズ向けのプラットフォームです。幅広い業種・業界で利用されており、豊富なワークフロー機能を備えています。
本連携によって、自治体や企業は、申請から送金までの業務を一気通貫でデジタル化し、個人は口座情報を登録することなく、セブン銀行ATMから現金を受け取ることができるようになります。
両社は、今後も連携を強化し、幅広い自治体・企業への展開を目指します。セブン・ペイメントサービスは、顧客のニーズに応え、日常の未来を生み出すことを目指し、サービスの向上に努めます。イントラマートは、BaaS基盤の強化に向けて製品・サービスの拡充を進め、企業独自の価値向上とビジネスモデルの変革に貢献していきます。
エンタープライズ・ローコードプラットフォーム
企業内に存在する様々な業務システムを同一のプラットフォーム上に集約し、最新のデジタル技術を活用することで、IT投資の効率化と業務プロセスの最適化・標準化を実現します。さらに、業務プロセスのフルオートメーション化をサポートする機能やAPIコンポーネント群を多数取り揃えており、スピーディかつ柔軟なローコードアプリケーション開発を可能にします。グループ企業全体での共同利用はもちろん、クラウド利用も可能です。
BaaS(Banking as a Service)
銀行が提供する機能やサービスを「クラウドサービス」として提供することで、銀行以外の事業者が自社のサービスにさまざまな金融機能やサービスを提供することを可能にします。
株式会社NTTデータ イントラマートについて
株式会社NTTデータ イントラマートは、Webシステム構築のための商用フレームワーク製品「intra-mart」の開発および販売を中心に事業展開しています。1998年より、イントラマートが企画、開発した独自のシステム開発フレームワーク、業務コンポーネント群、アプリケーションシリーズは、2024年3月末時点で10,400社を超える企業へ導入されており、200社以上のパートナーと共に、システム構築、コンサルティング、教育、運用支援に至るまでのトータルソリューションを提供しています。
株式会社セブン・ペイメントサービスについて
株式会社セブン・ペイメントサービスは、日本全国で原則24時間365日利用可能なセブン銀行ATMのインフラを活かし、法人様向けの独自な送金サービスを提供しています。働き方の多様化や情報管理の厳格化、キャッシュレス化が進む中、よりかんたん・便利に、かつ安全にご利用いただけるサービスをご提供いたします。