ダイセルが紹介する新しいエクソソーム単離・精製システム
大阪に本社を置く株式会社ダイセルは、2025年7月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催されるバイオ医薬品の総合展示会「ファーマラボEXPO」に、注目の新製品「エクソソーム単離・精製システム」を展示する予定です。このシステムは、幹細胞から分泌されるエクソソームを効率的かつ高純度で精製できる技術を持っており、現在の医療分野におけるニーズに応えます。
エクソソームの重要性
エクソソームは、細胞間情報伝達の役割を果たしており、多岐にわたる疾患に対する治療薬候補として期待が寄せられています。特に、がんや自己免疫疾患の治療においては、エクソソームを利用する研究が進められており、その有効性が認識されています。しかし、量産化のためには大容量の培養液からエクソソームを単離する効率的な手法が求められていました。ダイセルはこの課題を解決するために、新たなシステムを開発しました。
新しい精製システムの特徴
ダイセルの「エクソソーム単離・精製システム」は、ダイセルグループが蓄積してきた膜分離技術やクロマトグラフィー分離技術を応用して設計されています。このシステムは、自動でエクソソームを迅速かつ高純度に精製することが可能です。これにより、研究者は複雑なプロセスを経ることなく、効率的にエクソソームを収集・分析できるようになります。
展示会では、この他にも新製品として光学異性体分離カラム製品や、遺伝子投与デバイスなどが紹介され、幅広いライフサイエンス製品が展開される予定です。来場者は、最先端の技術を直接観察し、実際の運用方法について理解を深めることができる貴重な機会となります。
セミナー概要
なお、ダイセルは展示会中に特別セミナーを開催します。7月10日には「エクソソームの単離を簡単に!新しいオールインワン精製システム」、7月11日には「ニードルフリーインジェクションによるデリバリー技術」の講演が予定されています。スピーカーからは、実用的な情報や技術の詳細が紹介されるため、ぜひご参加をおすすめします。
ダイセルの使命
ダイセルは、化学技術をライフサイエンス分野に応用することで、品質の高い製品とサービスの提供を目指しています。研究者や科学者を支えるパートナーとして、生活の質(QOL)の向上に向けたイノベーティブなアイデアの育成と社会実装を進めています。
ファーマラボEXPOにお越しの際は、ぜひダイセルのブース(小間番号:E8-54)に立ち寄り、新しい技術を体験してみてください。世界中に広がる次世代の医療技術がここに集結します。詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。