2025年しゅふ川柳が選出！過去最多の応募作品から11句が受賞

しゅふ川柳2025の受賞作品を大発表！

2025年4月24日、株式会社ビースタイルメディアが主催する「しゅふ川柳2025」の受賞作品が発表されました。この年の川柳コンテストは、過去最多の応募数を集め、しゅふたちの熱い思いが詰まった作品が多く集まりました。応募作品数はなんと4,525句。この数は前年に比べて1.5倍以上の増加を見せました。近年、社会的に重要視されている「家事」「育児」「家計」の問題に対するしゅふたちの本音が反映された結果と言えるでしょう。

応募と選考のプロセス

選考プロセスは、大きく分けて3つのステップに分かれています。まず、1次審査では「しゅふ川柳2025」選考委員会がノミネート作品を選定しました。その結果、最終的に45句が選ばれました。次のステップでは、一般の方々の投票と「しゅふJOB」に掲載される企業による投票を実施しました。この2次審査は大変注目を集め、過去最多となる28,537票が集まりました。これらの結果をもとに、最終審査で審査員による選考が行われました。

今年の特別なゲスト審査員として、著名なお笑いタレントであるキンタロー。さんとモデル・女優の土屋アンナさんが参加しました。彼らのユニークな視点を反映した選考により、受賞作品は次のように決まりました。

2025年受賞作品一覧

「はたらく」部門

家事や育児、仕事をテーマにした句です。

- 大賞: やすみなくはたらく主婦にもボーナスを（ももたろう・東京都・女性・50歳）
- 優秀賞: 「どのくらい働けますか？」壁次第（つべる・神奈川県・女性・32歳）
- 佳作: 寝る直前「明日ぞうきん」早く言え（偏屈の妻・千葉県・女性・30歳）

「家計」部門

上がらない収入や支出をテーマにした作品です。

- 大賞: キャベツ見てほうれん草見てもやし買う（島根のぽん太・島根県・女性・57歳）
- 優秀賞: 無償化が決まる頃には対象外（やまとも・福岡県・男性・40歳）
- 佳作: 備蓄米待ってはくれぬ食べ盛り（風まかせ・群馬県・男性・68歳）

「母の日」「父の日」部門

感謝の気持ちを表した作品。

- 大賞: 母の日を家で祝えば家事残る（さちまご・沖縄県・女性・41歳）
- 優秀賞: 父の日にエプロンあげて圧かける（さくらあん・東京都・女性・35歳）
- 佳作: 反抗期終わりを告げる花一輪（ろっこ・奈良県・女性・57歳）

さらに、協賛企業や団体からの特別賞もあり、例えば、無我夢中働くうちに子は成長（ぱせり・佐賀県・女性・69歳）が受賞しました。これらの句は、まさにしゅふの日常や社会のリアルな声を反映しており、多くの共感を呼ぶ内容です。

しゅふ川柳の意義

ビースタイルメディア代表・石橋聖文氏は、今回の応募作品から「家事や育児の大変さ、家計の苦しさ」などが色濃く表れていると語っています。具体的な食材名がくみこまれた句は、物価高の影響を背景に、生活の厳しさを伝えています。しかし、同時に「どうにか日々の生活を工夫してやり繰りしながら乗り越えよう」という前向きな思考も感じ取れます。

「しゅふ川柳」は、しゅふのリアルな日常を吐露する場として、また、同じような境遇の人々に共感をもたらすための素晴らしい活動です。今後も多くのしゅふたちが参加し、彼らの思いを表現する場であり続けることを期待しています。