大阪歴史博物館特集展示「新収品お披露目展」
大阪歴史博物館は、開館以来大阪及びその周辺地域の歴史や文化を市民に広く紹介し、理解を深めてもらうことを基本方針として運営を行っています。この方針に従って、博物館では毎年市民から寄贈されたさまざまな資料を保管し、それらを研究や展示に活用しています。
展示の概要
今回の特集展示「新収品お披露目展」では、令和8年度に新たに館蔵品として加わった中から、未公開の資料を中心に約50点が紹介されます。これにより、訪れる人々に大阪の深い歴史と文化を体感してもらう機会を提供します。
おもな展示資料
1.
田中塊堂書「仮名に生きて」
書家の田中塊堂(1896-1976)による作品で、彼が生涯をかけて取り組んだ仮名の研究の成果が表われています。この作品は、「大字かな」で揮毫された自詠の歌を二曲屏風に仕立てたもので、師である川谷尚亭からの提案に基づいています。塊堂は、仮名の研究を通じて新たな書の道を切り開いた人物として知られています。
2.
役者絵絵葉書 初代中村鴈治郎の紙治
大正から昭和初期にかけての作品で、上方芸能の重要な資料です。初代中村鴈治郎(1860-1935)の周辺を描いたもので、画家の吉川観方による絵葉書は、当たり役「河庄」の大首絵です。彼の作品は、歌舞伎の歴史と文化を今に伝えています。
3.
大林組創業五十年記念品「窯青釉八嘉久飾皿」
昭和17年(1942)に作成された飾り皿で、中之島側から見た大林組本店が描かれています。皿には松竹梅と大林家の定紋である柏葉のデザインが施されており、50年を象徴する「十」の文字が配置されています。
4.
半截花唐草文軒平瓦
平安時代(11~12世紀)の遺物で、淀川の河床から採集されました。この瓦は、かつて存在した薬師堂の村名に由来し、当地域の歴史的背景を知る上で非常に貴重なものです。
展示の詳細
この特集展示は、令和8年(2026年)7月1日から9月7日まで開催されます。会場は大阪歴史博物館の8階特集展示室で、休館日は火曜日ですが、特別に8月11日と12日は開館します。開館時間は午前9時30分から午後5時までで、入館は閉館の30分前まで可能です。
観覧料金
観覧料は常設展示の料金と同じで、大人は600円(20名以上の団体割引は540円)、高校生・大学生は400円(団体割引360円)。中学生以下や大阪市内在住の65歳以上の方、障がい者手帳を持つ方は無料で入館できます。
お問い合わせ
詳しい情報については、大阪歴史博物館企画広報課までお問い合わせください。電話番号は06-6946-5728です。
この貴重な展示を通じて、大阪の歴史と文化に新たな視点を加え、訪れるすべての人に感動と学びを提供することを期待しています。