名古屋市で開催！未来の歯科医師を育てる体験型イベント

名古屋市で行われる「第7回たき森歯医者さん体験」

名古屋市昭和区に位置する医療法人大倉会たきかわの森歯科クリニックが、2025年8月に実施予定の「第7回たき森歯医者さん体験」を開催します。このイベントは、小学1年生から6年生を対象に、子どもたちに歯科医療の楽しさや重要性を体験を通じて学んでもらうことを目的としています。

歯医者離れの現状

近年、子どもたちの「歯科医療離れ」が深刻化しています。2023年の学校歯科治療報告書によれば、小学生の健康診断で「要受診」と診断された児童の割合が23.27％に達しているにもかかわらず、実際に歯科医院を受診する割合はわずか37.34％に留まっています。この状況を改善するため、子どもたちが「歯医者は怖い場所ではない」という認識を持つことが重要です。

当イベントでは、子どもたちが自発的に歯の健康に対する興味を持つきっかけを提供することを目指します。実際の歯科医院で使用される器具や、歯科医師・歯科衛生士の仕事を体験することで、楽しく学びながら理解を深めることができます。

体験内容

1. チームでの虫歯診断体験

イベントでは、子どもたちがマネキンを使って虫歯の診断に挑戦します。2人一組になり、歯科医師役とバキュームアシスト役を務めます。このことで、歯科医院はチームで動くことを学び、協力する楽しさを体験します。

2. 歯科医師になりきり虫歯治療

治療の次のステップとして、実際に歯科医師が使用するコンポジットレジンを用いて虫歯を修復する体験も予定しています。光を当てて固める技術を学び、子どもたち自身の手で虫歯を「治す」楽しさを体感できます。

3. 歯科衛生士からの歯磨き指導

歯磨きの重要性を学ぶプログラムもあります。「どうすれば虫歯にならないか？」という疑問に答え、正しい歯磨き方法を指導します。模型を用いて実演することで、日常的なケアが予防に繋がることを学ぶ機会を提供します。

目指す成果

このイベントの最大の目標は、子どもたちに定期的に歯科医院へ通う習慣を身につけてもらうことです。参加した子どもたちが「歯科医院は怖い場所」から「健康を守るための大切な場所」と認識してくれることを切に願っています。すべての体験が終わった子どもたちには、「たき森歯医者さん認定証」が授与され、彼らの自信につながることを期待しています。