廃棄アクリル板で生まれ変わる、飲食業界の新トレンド「ぬいタワー」

廃棄アクリル板で新たな価値を創出！

東京都千代田区に本社を構える『RESEARCH RECLAMATION株式会社』は、楽しい空間作りと環境への配慮を両立させる新サービス「ぬいタワー」のテストマーケティングを開始します。この取り組みは、行き場を失ったアクリル板を再利用し、飲食業界に新たな価値を提供するものです。

「ぬいタワー」の特徴

「ぬいタワー」は、七インチの電子POP付きの飾り塔で、特に飲食店向けにデザインされています。タワーにはカラフルなぬいぐるみが詰め込まれ、華やかな雰囲気を演出します。テストマーケティングは、2024年12月24日を予定しており、特に歌舞伎町をターゲットエリアとして選定しています。

このタワーの最大の特徴は、新型コロナウイルス感染症対策で使用され、現在不要となったアクリル板を再利用している点です。この廃棄アクリルは、飲食店から回収され、リサイクルのプロセスを経て、ぬいタワーのフレームとして生まれ変わります。これにより、環境負荷を軽減するだけでなく、新たな魅力を持った商品が誕生することになります。

開発の背景

このプロジェクトをリードするのは、代表取締役の脇本研一氏です。彼は、函館工業高等専門学校と旧東京工業大学で学んだ工学の知識を活かし、タワーの開発に取り組んでいます。「この取り組みを通じて、学生たちに社会での学びの可能性を示したい」と語る脇本氏は、開発の過程で地域貢献や新サービスの創出に意義を感じています。

レンタル形式で持続可能なサービスを

「ぬいタワー」はレンタル商品として提供され、これにより回収や補修などのサイクルが生まれます。飲食店で使用されるぬいタワーは、一定の期間を過ぎると再度利用されるため、廃棄物の削減に寄与するだけでなく、他の飲食店へと受け継がれます。お客様にとっても、場の雰囲気を演出する魅力的なアートとなることでしょう。

例えば、クリスマスやお誕生日、その他のパーティーイベントでの使用が想定されています。タワーのレンタル価格は19800円（税別）で、予約制で当日即納品も相談可能です。

テストマーケティングの展望

実際の顧客の声を取り入れることが、今後のサービス改善にも繋がります。脇本代表は、テストを通じて多くのフィードバックを得て、本番運用に向けた準備を進めていくとしています。コロナ終焉後の飲食店での廃棄物が、ぬいタワーとして新たな形になることを期待しています。

また、RESEARCH RECLAMATION株式会社では、飲食店向け以外にも風評被害対策など、地域社会に貢献するための様々な取り組みを行っています。