CHERMELの取り組み
株式会社コントラッドが展開する自社ブランド『CHERMEL《チャーメル》』は、サステナブルなキッズウェアを提案する新しいプロジェクトを立ち上げました。その背景には、衣料業界で日々生まれる大量の生地廃材があります。一般に、衣類用生地は約30メートル単位で生産され、その過程でどうしても余剰が出てしまうのです。この状態は、管理コストや在庫スペースの問題から、最終的には廃棄という選択を強いられています。
CHERMELは、こうした「もったいない」状況を打破するため、廃棄予定の高品質な生地を有効に活用し、新しい価値の創出に取り組んでいます。このプロジェクトは、単なる製品の販売ではなく、環境への意識の向上を目指すために設計されています。これにより、親子でともにサステナブルな未来について考えるきっかけを提供します。
CHERMELとは
新しいブランド名「CHERMEL」は、喜びや応援を意味する『Cheer』と、成長や穏やかさを表す『Mellow』を組み合わせた造語です。これは、SDGsの目標の一環として、「つくる責任、つかう責任」という理念に基づいたものです。すべての生産は日本国内で行われ、高品質の国産生地のリメイクやアップサイクルを通じて、耐久性を兼ね備えたキッズウェアを生み出します。
サステナブルな製品作りのポイント
生地廃材の活用
CHERMELでは、廃材を活かした製品作りを行っています。これにより、無駄を省きつつ、デザイン性も兼ね備えた製品を提案。環境に優しいだけでなく、おしゃれな要素も取り入れたキッズウェアを作り出しています。
受注生産と資源の有効利用
CHERMELは、必要な分だけではなく、残布を使用して生産する体制を整えています。これにより、資源を最小限に抑え、高品質な製品をお届けすることができるのです。
長持ちする設計
子どもたちの成長に合わせて長く使用できるタフなデザインが特徴です。耐久性の高い素材を使用しているため、お下がりとして次の世代にも受け継がれることが期待されています。
Instagramキャンペーン「いたずらっ子の飛び込み」
プロジェクトのスタートに合わせ、「いたずらっ子の飛び込みを探そう」というInstagramキャンペーンが開催されます。このキャンペーンでは、製造過程で発生する「飛び込み」と呼ばれる廃棄予定の生地を活用した商品がプレゼントされます。参加者はキャンペーン投稿にいいねを押し、当選を楽しみに待つことができます。生地の廃棄の裏側を知りながら、楽しく参加できるこの施策は、サステナブルな取り組みへの意識を広げるものとなるでしょう。
企業概要
CHERMELを展開する株式会社コントラッドは、東京都葛飾区に所在し、アパレル商品の製造を手がけています。自社の工場「CONTRAD SEWING CLUB」では、経験豊富な職人たちが一貫生産を行っており、妥協のない製品を生み出しています。
このように、要素を取り入れた製品作りを通じて、CHERMELは未来志向の子供服を提供することを目指しています。子供たちが社会を支える責任を自覚し、同時に親子でサステナブルな選択をしていく未来を切り開くことが期待されています。