NPO法人第3の家族が提供する「家に帰った後のケア」チケット無料配布開始

NPO法人第3の家族が新たな取り組みを開始

2024年9月30日（日）、神奈川県横浜市に本社を置くNPO法人第3の家族が、家庭環境に悩む少年少女のための「第3の家族チケット」の無料配布を発表しました。このチケットは、「虐待ほどではないが家庭の問題に悩んでいる」少年少女たちに、家に帰った後のケアを提供する新たな取り組みの一環として導入されます。

無料配布の背景

NPO法人第3の家族は、家庭環境での問題に向き合う子供たちを支援するためのプラットフォームを提供してきました。これまで、掲示板「gedokun」や情報サイト「nigeruno」を通じて、オンラインでの情報提供を主な活動としてきましたが、今回の新サービスではさらに地域との連携を強化し、学校やNPO等の居場所でも利用されることを目指しています。

この計画は、家庭が快適でない子供たちに、自分自身の居場所を見つける手助けをするために重要です。チケットを通じて、「家に帰った後のケア」を提供し、社会資源と結びつけるための情報を提供することが目的です。

第3の家族チケットとは

チケットのサイズは手のひらに収まるほどで、裏面にQRコードが印刷されています。このQRコードを読み取ることで、第3の家族が提供する様々なサービスに直接アクセスできます。家庭の問題に悩む若者たちにとって、必要なときに心のケアが得られる場が広がることが期待されます。

サービスの具体的な内容

チケットは、特に学生が利用する施設や居場所の運営者を対象に配布されます。1人あたり最大10枚のチケットを受け取ることができ、2回目以降は制限なく希望枚数を申し込むことが可能です。自己紹介とアンケートへの回答を通じて、地域の居場所を支援してほしいという協力を呼びかけています。

アートとのコラボレーション

「第3の家族」の活動をさらに視覚的に伝えるために、さまざまなアーティストにイラストを依頼しています。ビビ、ミシマウミ、annasumicaなどのアーティストが手掛けたイラストは、チケットや関連プロモーションに使用され、親しみやすさを感じさせます。

NPO法人第3の家族について

2021年3月に設立され、2023年3月には法人化を果たしたNPO法人第3の家族は、家庭環境での問題に悩む少年少女が自分自身を見つけ、安心できる社会を築くことを目的としています。代表の奥村春香氏のリーダーシップの下、受賞歴もあり、社会的な期待も高まっています。

公式HPでは、最新の情報や申し込みに関する詳細が確認できるため、ぜひご覧ください。