アジア太平洋地域のグリーンエネルギー・ソリューションプロバイダー、ヴィーナ・エナジーが、茨城県笠間市に新たな笠間太陽光発電所(53MW)の商業運転を開始したと発表しました。この発電所は、地元の約14,000世帯にクリーンエネルギーを供給し、火力発電所と比較して年間約38,000トンもの温室効果ガスの削減と5,400万リットルの節水を実現可能です。
このプロジェクトに関して、笠間市長の山口伸樹氏は、地域の環境負荷ゼロを目指す取り組みの一環としてこの発電所の運転開始を祝福しました。笠間市は、令和3年に『ゼロカーボンシティ宣言』を行い、再生可能エネルギー導入を積極的に進めていますが、この発電所の設置にあたっては地域との協議も重視されました。その結果、太陽光発電設備設置事業に関する条例の改正が行われ、地域との協力強化が図られています。
また、ヴィーナ・エナジーの日本代表、ラウル・リエンダ・セビージャ氏は、地域住民や笠間市、茨城県の理解と協力に感謝の意を示し、エネルギー転換の進展に寄与する日本法人の役割を再確認しました。特に、企業版ふるさと納税を通じて地域貢献のプロジェクトを進行中であり、人口減少が続く中での行政サービスを維持・向上させるための移動窓口サービスにも寄附金を活用していると説明があります。
ヴィーナ・エナジーは、日本国内を含むアジア太平洋地域で、持続可能なエネルギー事業の推進を務める企業です。運営中の太陽光発電所や風力発電所に加え、エネルギー貯蔵システムの開発・展開も行っています。シンガポールが本社のヴィーナ・エナジーは、日本、中国、韓国、タイなどに86の拠点を持ち、1000名以上の従業員を抱えています。
このように、ヴィーナ・エナジーは笠間市の地方創生に貢献するプロジェクトの支援に注力し続け、自然環境の保全、地域経済への寄与を通じて日本のカーボンニュートラル実現に向けて引き続き努力していく構えです。今後も、地域との良好な関係を築きながら、環境に優しい持続可能な社会の実現へと繋げていくことが期待されています。
詳しい情報については公式ウェブサイト(https://www.venaenergy.co.jp)もぜひご覧ください。