大都会の中で自然を守る!国立科学博物館附属自然教育園の「かいぼり」
東京都港区白金台に位置する国立科学博物館附属自然教育園では、約20年ぶりとなる「かいぼり」が実施されます。2023年12月6日(日)に行われるこの伝統的な池の管理手法は、池の水を抜いて生きものを保護し、水質改善を目指す重要な取り組みです。今回のイベントは、三菱商事との協力により、地域の市民参加型で行われ、子どもたちにも環境保全の重要さを体験し学ぶ機会を提供します。
かいぼりとは?
「かいぼり」は、日本の伝統的な池の管理手法であり、池の水を抜いて外来種の除去や水質の浄化、生物多様性の向上を図ります。これにより、池の生態系が再生され、その環境が持続可能なものへと変わっていくのです。約20年前に行われた前回のかいぼりから長い時間が経ったため、今回の活動は特に意味深いものとなります。
イベント概要
当日は、参加者全員が泥にまみれながら「生きもの救出作戦」に挑みます。中学生以上の一般参加者が対象で、専門家の解説を受けながら、普段は立ち入ることのない池に入り、魚などの生きものを捕まえ、それを在来種と外来種に分類する作業を行います。捕まえた生きものは、その後在来種が水生植物園に戻されるなど、環境保全の観点からも非常に重要なプロセスです。
イベントは2023年12月6日の9時15分から13時まで行われ、雨天時は13日(日)に延期されます。定員は20名で、昨年度参加者数が多かったため、応募は抽選となります。参加費用は50円ですが、入園には別途入園料が必要です。
自然環境への理解を深める
このかいぼり活動は単に池をきれいにするだけでなく、地域住民との協働を通じて、自然環境を守ることの重要性を伝える貴重な機会です。また、かいぼりの後も水辺の環境保全に向けた取り組みが予定されており、地域の人々が継続的に関わることができるよう、さまざまなイベントが開催される予定です。
今後の取り組み
イベントが終了した後も、2024年2月から3月にかけて、池底の泥を掻き出す作業が計画されています。これにより、富栄養化の原因を引き起こすヘドロを取り除き、さらなる水質浄化を図ります。掻き出した泥はトロブネに入れられ、埋土種子の発芽を促すことでさらなる生物多様性の回復に寄与します。
参加方法と詳細
参加希望者は、指定のウェブサイトより申し込みを行う必要があります。募集期間は2023年11月3日から19日までで、詳細は
こちら で確認できます。
国立科学博物館附属自然教育園での「かいぼり」は、大自然の一部としての豊かな体験を提供するだけでなく、環境保全の重要性を多くの人々に伝える意味でも非常に価値のあるプログラムです。今回の機会を通じて、多くの方々が自然とのつながりを再認識し、自らの手で地域の自然環境を守るための一歩を踏み出すことができるでしょう。