HIRAC FUND、児童相談業務支援事業のAiCANに出資! 虐待防止に向けたテクノロジー活用に期待
マネーフォワードグループのHIRAC FUNDは、児童相談業務支援事業を展開する株式会社AiCANに出資したことを発表しました。この出資は、深刻化する児童虐待問題の解決に向け、テクノロジーを活用した支援体制強化を目的としています。
児童虐待防止に向けた取り組み
近年、日本国内における児童虐待相談対応件数は増加傾向にあり、深刻な社会問題となっています。このような状況下、AiCANは「すべての子供たちが安全な世界に変える」というビジョンを掲げ、2020年に設立されました。同社は、自治体のDX化を推進し、児童福祉の課題解決に取り組むことを目指しています。
AiCANのサービス
AiCANが提供する『AiCANサービス』は、ICTとデータ分析を活用することで、児童虐待対応のスピードと判断の質を向上させることを目指しています。現在、児童相談所向けの『AiCANサービス児相版』と、市区町村の児童虐待対応部署を対象とした『AiCANサービス市区町村版』がリリースされています。
HIRAC FUNDからの支援
HIRAC FUNDは、テクノロジーを活用した社会課題解決を目指すスタートアップに投資を行うVCファンドです。同ファンドは、AiCANが持つ専門知識と経営チーム体制に期待し、今回の出資に至りました。今後は、HIRAC FUNDが持つリソースや地域金融機関とのネットワークを活用し、AiCANの事業成長を支援していく予定です。
AiCAN代表取締役 髙岡 昂太 氏のコメント
髙岡氏は、今回の出資について「児童虐待という世界でまだ誰も解決できていない社会課題に対して弊社が目指すソーシャルインパクトに共感いただけたことをとても嬉しく思っております。また、HIRAC FUND様は全国の地方銀行様からの信頼を得ておられるファンドであり、今後全国の自治体に弊社サービスを導入・展開していく際にとても心強い存在です。今後の事業成長に向けて、HIRAC FUND様とともにさらに力強く事業を展開してまいります。」とコメントしています。
期待される社会への貢献
AiCANのサービスは、児童相談所の業務効率化と判断の質向上に貢献すると期待されています。また、データ分析に基づいた提案や研修を通して、職員の負担軽減と人材育成にも役立つと考えられています。HIRAC FUNDの支援により、AiCANはさらなる事業成長を遂げ、児童虐待防止に貢献していくことが期待されます。