『わたしたちの図書館旅団』の物語
第一次世界大戦下のフランスを舞台にした小説『わたしたちの図書館旅団』は、戦争という過酷な状況にあっても本の力を信じる女性たちの物語です。この作品は、ジャネット・スケスリン・チャールズによるもので、髙山祥子の訳で2026年1月13日に東京創元社から刊行されます。装画は荻原美里、装幀は岡本歌織が手掛けています。
物語の概要
物語は二つの時代を軸に展開します。ひとつめは1918年、フランス北部のブレランクール村。ニューヨーク公共図書館の司書であるジェシーが、破壊された図書館の再建のために派遣されます。彼女は、村の傷ついた住民に本を届けたり、兵士たちに戦地での慰めを与える本を紹介したり、子どもたちに読み聞かせを行いながら、日々を過ごします。しかし、ドイツ軍が迫ってくる中、彼女の任務は続きます。
もうひとつの舞台は1987年のアメリカ。ウェンディーという女性が、ニューヨーク公共図書館にて保存資料の撮影を行っています。彼女は第一次世界大戦時にフランスで活躍したジェシーの存在を知り、彼女についての調査を始めるのです。二人の女性の物語が交互に描かれ、時代を超えた本への愛とその力を信じる姿が鮮やかに描かれています。
読者からの反響
本作の公開前には、抽選で30名がプルーフ版を先読みする機会を得ました。参加者からは、戦争という厳しい現実の中での人々の行動の描写に感動したとの声や、実在の女性たちに興味を持ったという感想が寄せられています。以下にいくつかのコメントを紹介します。
- - 「戦争の中で信念を失わず行動する人々に心が熱くなりました。この物語は本が持つ力を静かに伝えてきます。」(O・Kさん)
- - 「異国の最前線で復興支援に尽力した女性団体が存在した事実に驚きました。時代や性別の中で葛藤しながら進む二人の物語が魅力的でした。」(R・Nさん)
- - 「戦火の中で子どもたちに希望を与える図書館司書の奮闘には心を打たれました。本を読むことの幸せを再確認できた気がします。」(M・Yさん)
書誌情報
- - 書名: わたしたちの図書館旅団
- - 著者: ジャネット・スケスリン・チャールズ
- - 訳者: 髙山祥子
- - 判型: 四六判並製
- - ページ数: 388ページ
- - 発売日: 2026年1月13日
- - 定価: 2,530円(税込)
- - ISBN: 978-4-488-01156-7
- - Cコード: C0097
- - 装画: 荻原美里
- - 装幀: 岡本歌織(woven tale)
『わたしたちの図書館旅団』は、戦時下でも本が持つ力と、その中で行動する女性たちの勇気を描いた感動的な小説です。ぜひ多くの方に手に取っていただきたい作品です。