小池百合子、エジプトでエルシーシ大統領と教育・防衛協力を協議

小池百合子、エジプトを訪問しエルシーシ大統領と会談



元防衛大臣である小池百合子氏は、2015年5月3日にエジプトを訪れ、エルシーシ大統領と約1時間にわたり会談を行いました。この訪問は、日本とエジプトの友好関係を深めるための重要な機会となりました。

会談の内容は、主に教育と防衛に関する両国の協力についてでした。小池氏は会議の冒頭で、カイロ大学の日本語日本文学科の設立40周年を祝う弁論大会の開催に言及し、両国間の教育分野での協力を強化することの重要性について触れました。教育が持つ役割の重要性は、特にテロ対策においても認識されています。

エルシーシ大統領は、日本人の忠実さや規律を「歩くコーラン」と表現し、日本国民の特性を賞賛しました。信仰こそ異なりますが、両国は互いの文化と教育を通じて理解を深めていく立場を取っています。

さらに、大統領は教育分野の強化は国の安全に寄与することを強調し、小池氏もこれに賛同。日本の優れた初等教育を通じた支援が非常に効果的であるとし、喜んで協力する意向を示しました。教育を通じて国民の意識を高めることが、両国にとっても重要な課題であるといえるでしょう。

防衛に関する話題に移ると、小池氏は、「エジプトの安定は中東地域の安定だけでなく、世界の安定にも寄与する」と強調しました。日本からの防衛協力は、改正された法律の範囲内で行うことが可能であるとも述べました。これに対してエルシーシ大統領は、エジプト政府内に防衛協力を検討する特別委員会を設置したことを告げ、具体的な協力の進展を期待していることを示しました。

さらに、小池氏は訪問中にエジプトに縁のある両親の遺骨をナイル川とピラミッドの近くに散骨したことを明かしました。この行為に対し、エルシーシ大統領は彼女の両親とエジプトへの深い想いに感動し、哀悼の意を表しました。

この訪問は、単なる外交的な訪問を超え、両国の人々の心をつなぐ場となったことが強調されます。教育や防衛という大きなテーマを通じて、日本とエジプトの友好関係が更に深化する兆しが見えてきています。

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小池百合子衆議院事務局
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