SABICが50周年を祝う
2021-07-07 10:00:12
SABIC真岡事業所、設立50周年を迎えて革新と持続可能性への取り組みを強化
SABIC真岡事業所、50周年の歩み
SABICの真岡事業所が設立から50年を迎え、多くの成功を収めてきました。1971年に設立されて以来、この施設はエンジニアリングプラスチックや高機能プラスチックを製造する技術を駆使し、200社以上の企業に対して優れたソリューションを提供しています。具体的には、産業用ロボット、自動車、エレクトロニクス、食品包装、ヘルスケアなど、非常に幅広い分野での取り組みが行われています。
SABICノースアジアのバイスプレジデントであるリー・レイ氏は、「日本においてこの重要な節目を迎えることができて嬉しく思います。設立以来、顧客のニーズに応じた多様なソリューションを一貫して提供し続けてきた」と語ります。特に、顧客との密接な連携がSABICの成長を支える重要な要素であると強調しています。
COVID-19の影響と柔軟な対応
新型コロナウィルスの影響により、集中治療室(ICU)向けモニターの需要が急増しました。真岡事業所では、そのための難燃性樹脂の生産を迅速に拡大しました。顧客は日本政府の要請とSABICのサポートを受けて、生産量を5倍にまで引き上げることができました。このような迅速な対応が、医療品の緊急供給に直結しました。
幅広い技術ソリューション
真岡事業所では、様々な革新的な材料ソリューションが開発されています。例えば、耐熱性と耐薬品性に優れた電子レンジ用食品トレイや、軽量で耐久性の高い自動車用バッテリー部品、高い耐衝撃性と透明性を持つ自動車のヘッドライトなどがあります。これらの製品は、持続可能な社会の実現に向けた重要な役割を果たしています。
環境貢献と地域社会への取り組み
SABICは、「2025年までにエネルギー消費を2010年比で25%削減する」という持続可能性目標を掲げています。その一環として、真岡事業所では省エネ機器の導入や廃棄物のリサイクルに注力しています。また、地域社会にも貢献し続けており、昨年は、日本赤十字社と連携して医療スタッフへ防護具を寄付しました。
2022年2月には、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社から「プレミアム・パートナー」としての認定を受け、技術ソリューションとサステナビリティへの貢献が評価されました。さらに、地域のエネルギー管理に対する取り組みも評価され、日本政府からも表彰を受けています。
未来に向けたビジョン
SABICは、「Chemistry That Matters™」というビジョンのもと、高性能ポリマーのコンパウンド工場として、ポストコロナ時代の経済再建を目指しています。これからも地域社会や顧客に価値を提供し続け、イノベーションを通じて持続可能な未来を築いていくことを約束しています。50周年を迎えた真岡事業所は、さらなる成長と発展を目指します。
会社情報
- 会社名
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Saudi Basic Industries Corporation (SABIC)
- 住所
- One Temasek Avenue,# 06–01 Millenia Tower,SingaporeSABIC Asia Pacific Pte. Ltd.(アジアパシフィックオフィス)
- 電話番号
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