新薬開発における進捗報告ゼロの実現
新薬開発は多くの部門が関わる大規模なプロジェクトですが、株式会社三和化学研究所(愛知県名古屋市)は、タスク管理ツール『Backlog』を導入することにより、進捗報告の時間をゼロにするという革新的な会議体制を築きました。この改革は、たった半年で実現され、社内の部門間での認識の統一と、行動の最適化を可能にしました。
導入の背景
新薬開発は複雑なプロセスです。研究から生産、情報提供まで、多くの部門が一体となって推進する必要があります。しかし、これまでのExcelによる管理では、進捗の共有や部門間連携に苦労していました。
特に、バージョン管理の煩雑さや、情報の属人化が問題で、認識のズレやタイムラグが発生することが多かったのです。そのため、同社では「誰が、何を、いつまでに、なぜやるのか」を全員で共有できる仕組みが急務となりました。
Backlogの導入とその効果
Backlogの導入により、タスクと進捗状況がリアルタイムで可視化されました。この取り組みにより、全体会議で行われていた進捗報告が不要となり、会議の時間は「報告」から「議論」へと転換しました。これにより、プロジェクトメンバーが集まる場が、より建設的な意思決定や課題解決のために使われ、生産性が飛躍的に向上したのです。
さらに、課題ごとに担当者や期限を明確に設定することで、部門間での認識が浸透しました。以前は同じ会議に参加しても、メンバーごとに異なる理解があったのが、誰が何をしているかが可視化されたことで、認識のズレが解消され、スムーズな連携が図れるようになりました。
導入支援プログラムの活用
Backlog導入時にはヌーラボの『あんしん!Backlog導入支援プログラム』を利用しました。Excelからのデータ移行やルール策定、社内説明会を通じて、スムーズな導入が実現しました。このプログラムによって、単なるツールの導入にとどまらず、チーム全体の業務スタイルの変革が促進されたのです。
経営戦略部のコメント
三和化学研究所の経営戦略部の村瀬様と小西様は、Backlogが単にタスク管理やスケジュール管理のツールではなく、チームワークを育むコミュニケーションの一環として機能していることを実感しています。新薬開発プロジェクトだけでなく、社内の多様な業務でも活用が広かっています。
今後は、企業全体でのBacklogの浸透を進め、環境整備と活用促進を担う役割が社内定着の鍵になると確信されています。スターを送り合う文化など、感謝や協力の気持ちを伝え合えるチームづくりが進められるでしょう。
労働環境の変化に対応する
労働人口が減少していく中で、チーム構成の多様化が進むと考えられています。ヌーラボは、今後も様々な職種・業種の顧客が、環境やニーズに応じてBacklogを活用できるよう、サービスの改善に努めていく予定です。
Backlogについて
Backlogは、多機能なプロジェクト管理・タスク管理ツールで、直感的な操作を可能にします。また、人数制限が無いため、多くのチームメンバーを招待して共同作業を進めることができます。2005年から提供されているこのツールは、世界中で140万人以上のユーザーに利用されています。
詳しい情報は公式サイトをご確認ください。
Backlog サービスページ