新時代のアニメ制作
2023-11-22 10:00:03
AIと人間の創造力が交わる新時代のアニメ制作事業が始動
AIと人の共創を目指すKaKa Creation
2023年6月、株式会社KaKa Creationが設立され、約1.6億円の資金調達を経て、AIを駆使した新たなアニメ制作事業を本格的にスタートさせました。本企業は「AIの力で、創造する人に力を。もっと、世界をつなぐクリエイションを。」という明確なミッションの下、クリエイターと共に新たな感動を創り出すことを目指しています。
効率化ではなく、創造力のサポート
現在、AIは様々な分野で活用されていますが、KaKa Creationが特に大切にしているのは、AIが人の創造力を補完する役割を果たすことです。彼らは、AIによる効率化を図る一方で、感動を生み出すのは人間の創造力であると考えています。そこで、彼らのアプローチは「サポーティブAI」と呼ばれる新しい概念に基づいており、こちらはクリエイターがより創造性に集中できるように支援する仕組みです。
アニメ制作の革新
KaKa Creationは、AIアニメ制作事業を進める中で、「ひなひま」というアニメTikTokerのプロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、著名なキャラクターデザイナーによるデザインと、Netflixなどの制作に携わったクリエイターによるアニメーションチームが協力し、高いクオリティのアニメを生み出しています。主にTikTokやYouTube Shorts向けの縦型ショートアニメの制作を行い、AIによる新たなワークフローを構築。特に、CG技術とAIを融合させることで、従来の制作手法にない速さとクオリティを実現しています。
独自のワークフロー
KaKa Creationが採用した独自のワークフローは、生成AIを活用しつつも動画コンテンツの品質向上を重視しています。AIはCG映像をベースに、それを参照元データとして活用することで「チラツキ」を大幅に減少させることに成功しました。また、Unreal Engine 5というゲームエンジンをアニメ制作に部分的に導入することにも成功し、アニメーションのなめらかさを向上させています。このように、AIと新しいテクノロジーを併用することで、よりリッチで美しいアニメーションを生み出しています。
新たなクリエイターへの支援
カカクリエイションは、出資や技術サポートを求めるアニメーターや少数精鋭チームを募集中です。クリエイターが自らのアニメーションを制作する際、資金や技術の支援を行うことで、表現力の向上を図ります。また、制作物の著作権にも最大限配慮し、クリエイターが持つアイデアを形にするサポートを行います。このような取り組みは、今後の日本のアニメ文化のさらなる発展にも寄与することでしょう。
投資家からの信頼
Partners Fundの代表パートナーである山田優大氏も、KaKa Creationのビジョンに感銘を受け、創業投資を行っています。彼はクリエイティブ家系に生まれ、AI時代における新たな制作会社の必要性を痛感していました。そして竹原氏の理念やビジョンに共鳴し、共に新たなものづくりを模索していく意志を固めています。
これからの展望
KaKa Creationは、編集者竹原康友氏の指導の下、AI技術を進化させつつも、人間の創造力を重視した企業文化を築くことを目指しています。彼自身の経験を活かしながら、日本のアニメ文化を世界に広める活動が期待される中、多数のプロジェクトが進行中です。AIをクリエイティブなツールとして位置付け、未来のアニメ制作を再定義するKaKa Creationの活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社KaKa Creation
- 住所
- 東京都目黒区青葉台3丁目18-3 THE WORKS 414
- 電話番号
-
03-6416-4095