米国データセンター最新動向セミナー
2025年6月17日(火)、東京都港区にて「米国のデータセンター最新動向と日本の商機」と題したセミナーが開催されます。本セミナーには、クリーンエネルギー研究所の代表である阪口幸雄氏が登壇し、米国のデータセンター業界の最新情報と日本が見込めるビジネスチャンスについて詳しく解説します。
米国データセンターの現状
近年、生成AIの急激な需要増加や、20年以上にわたるクラウドサービスのニーズにより、米国におけるデータセンターへの新規投資が盛んになっています。特に、アメリカのGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)と呼ばれる大手企業は、日本市場に大きな関心を寄せており、首都圏や関西圏でコロケーション型データセンターの確保に邁進しています。これは、同社のサプライチェーン的ビジネスモデルを背景にしています。
日本では、これまで自社内にコンピューター室を持つ「オンプレミス」の形態が主流でしたが、最近ではクラウド企業の影響で外部へのデータセンター移行が進んでいます。特に、生成AIに関しては米国の動向が大きな影響を与えるため、日本企業もそのトレンドを見逃せません。
新たなビジネスモデルの台頭
今後は、スーパースケールやコロケーション型とは異なるエッジデータセンターの急成長も期待されています。都市が密集する日本は、このタイプのデータセンターにとって商機が豊富です。また、データセンターの増加に伴い、大きく増加している電力需要や、クリーンな発電リソースの不足が問題視されています。特に、米国では州政府が誘致戦略と規制を共に行う状況が続いており、競争が激化しています。
日本市場への影響
2023年に入ってから、Microsoftをはじめとする大手クラウド企業の戦略変更が次々と報告されています。この変化は日本市場にも大きな影響を与えると予想されており、ビジネスパートナーとしての価値が高まっています。
セミナーでは、データセンターに関連する電力の効率性や安定性、柔軟性を実現するための「ワット・ビット(Watts and Bits)構想」についても詳しく議論されます。このアプローチは、電力とデジタル情報の高度な統合を目指しており、今後の市場において重要な役割を果たすと考えられています。
講義内容と参加方法
セミナーでは、主に以下のトピックが扱われます。
1. 米国データセンターのトレンド
2. 日本のデータセンターの最新状況
3. エッジデータセンターの重要性
4. 通信技術との関係
5. 新たなハードウェア・ソフトウェアの進展
6. 質疑応答・名刺交換の時間
受講方法は、会場開催やZoomウェビナーによるライブ配信、さらにアーカイブ配信も利用可能。参加者は、都合に合わせて視聴することができます。
このセミナーを通じて、現代の競争が激化するデータセンター業界についての知識を深め、将来のビジネス戦略を見直す良い機会になることでしょう。また、質疑応答の時間を通じて具体的な疑問点を解消できるチャンスにもなります。興味のある方は早めに申し込みをし、最新の情報を手に入れることをお勧めします。
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