最近、TOPPAN株式会社が新たに「co-necto 2025」と名付けられたオープンイノベーションプログラムの募集を開始しました。このプログラムは、2017年からの実績を基にスタートアップ企業の革新的なアイデアとTOPPANの持つ経営資源を融合させ、新たなビジネスを共創することを目指しています。2025年7月22日から始まるこのプログラムでは、環境問題や社会課題に焦点を当てた11のテーマが設定され、多様な企業が参加します。
プログラムの目的と内容
「co-necto 2025」は、スタートアップ企業に対し、TOPPANや地域の企業と連携する実証型プログラムを提供することで、実際の市場のニーズに合わせたサービスやプロダクトを共に開発することが目的です。今年度は特に「パートナー共創」を強化し、合計で25社の企業が参画します。また、日本全国のベンチャーキャピタルも後援団体として関与し、合計31団体のネットワークが形成されます。
参加企業の選定と支援内容
参加を希望するスタートアップ企業は、特設サイトからエントリーし、選考を経て最終的には実証実験が行えるようになります。このプログラムに参加することで、実証フィールドの提供や実証費用の一部支援を受けることができ、企業は新しいニーズに対する迅速な対応を行うことが可能になります。過去の参加企業からは、物流分野での技術革新に成功した事例もあり、このプログラムの効果が期待されています。
新たな共創テーマ
2025年度のプログラムでは、「カーボンニュートラル」「モビリティ」「ヘルスケア・ビューティ」など、多岐にわたるテーマが設定されています。特に新設された「パートナー企業共創テーマ」では、参加するパートナー企業が求める技術やビジネス領域に基づいた提案が募集され、より密接に企業とスタートアップのニーズがマッチングします。
九州エリアを強化
TOPPANは、九州地域に特化したオープンイノベーション推進のため、「シンケツゴー!フクオカ」というコンソーシアムにも継続的に参画しています。このコンソーシアムでは、地域内の社会課題解決に向けたプロジェクトを加速させることを目指しています。特に、協力企業は自社のリソースを活かし、より幅広いネットワークを構築することが求められています。このように、地域全体でのイノベーションを促進することで、スタートアップ企業が直面する課題解決を図っています。
まとめ
TOPPANが展開する「co-necto 2025」は、スタートアップと共に新たなビジネスの創出を目指す画期的なプログラムです。多様なテーマと強固なパートナーシップを確立することで、実際に社会に課題解決をもたらすことが期待されます。参加を希望する企業にとって、このプログラムは事業成長の大きなチャンスとなることでしょう。
詳しい情報は特設サイトをご覧ください。