アスクルがCDP2024年度の最高評価を4年連続で獲得
アスクル株式会社が、国際環境非営利団体CDP(Carbon Disclosure Project)による2024年度のサプライヤー・エンゲージメント評価(SEA)で、最高評価「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に4年連続で選ばれました。これは、同社が展開する持続可能性への掲げた具体策が高く評価された結果です。
サプライヤー・エンゲージメント評価(SEA)とは?
SEEAは、企業のサプライチェーンに対する環境への配慮や気候変動への取り組みを評価する指標であり、CDPの質問書を基にした評価が行われます。企業はガバナンス、目標設定、スコープ3排出量に関する算定、サプライヤーとの協力に関連する重要な質問への回答によって評価され、この基準を満たした企業のみが「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」の称号を与えられます。アスクルはすでに、過去に発表されたCDP「気候変動Aリスト」にも選定されています。
アスクルの持続可能な取り組み
アスクルは「2030年CO2ゼロチャレンジ」を掲げ、原材料調達から物流までの各プロセスでのCO2削減に注力しています。特に昨今では、サプライヤーとの連携を強化し、商品製造時のCO2排出量の可視化に努めています。具体的な目標は、2030年までにスコープ1およびスコープ2での排出量を88%削減、スコープ3では25%削減することです。これに対するサプライヤーエンゲージメント施策として、対応するサプライヤーの90%が科学に基づいた目標を設定することを目指しています。
コラボレーションによる効率的な削減
アスクルは、GHGプロトコルに基づき商品の原料調達からお客様への配送までを15のカテゴリに分け、各プロセスのCO2排出量を算定しています。サプライヤーとの協働によって、CO2排出量が特に多い部分を特定し、有効な削減策を見出す取り組みが進行中です。これにより、排出量削減が見込まれる製品やプロセスに対して、より具体的かつ実践的な対策を打てるようになっています。
環境配慮商品の可視化
2022年には、アスクルのECサイトにおいて取り扱うオリジナル商品のほぼすべてにおいて、環境への配慮度をスコアとして可視化しました。この基準は、原材料や設計段階、供給・製造過程におけるサプライヤーの取り組みを評価し、全30項目からなる独自の評価基準に基づいています。近年では、ナショナルブランドの製品についてもサプライヤーの協力を得て環境スコア化が進められ、よりエコな商品が消費者に提供されるよう努めています。
今後のアスクルのビジョン
アスクルはこれからも、事業活動を通じて環境問題や社会課題に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。企業価値向上を目指すと同時に、より良い未来を築くための努力を続けることで、全体のエコシステムの向上にも寄与していくことでしょう。これらの活動は、単なる環境評価に留まらず、企業全体の持続的な成長を促進するものと期待されます。
アスクルの取り組みについてより詳細な情報は以下のリンクでご覧いただけます。
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