国内観光旅行が余暇の中心に!
公益財団法人 日本生産性本部が発表した「レジャー白書2025」(速報版)が、2024年の余暇活動に関する個人の意識や参加実態を示しています。調査は全国の15歳から79歳までの男女を対象に、2024年の余暇活動に対する意識や参加率を把握することを目的として実施されました。この調査からは、特に「国内観光旅行」が3年連続で余暇活動の参加率1位となったことが注目されます。
余暇重視派の増加
調査結果によると、余暇と仕事のどちらを重視するか尋ねたところ、67.8%が「余暇重視派」と回答しました。これは過去最高の数値となっています。特に、仕事よりも余暇の中に生きがいを求めるという声が増加しており、自身の時間を大切にしたいと感じる人が多いことを示しています。特にこの数値は2021年以降、徐々に上昇し続けており、今後の余暇活動のスタイルにも影響を与えるでしょう。
参加率のトップはやはり国内観光旅行
参加率に関しては、3年連続で「国内観光旅行」が48.3%でトップです。これはコロナ禍前の2019年の54.3%には及ばないものの、依然として多くの人が国内旅行を選んでいることが浮き彫りとなっています。2位には「動画鑑賞」が38.1%で続き、前年からも微増しています。しかし、2020年の参加率39.4%には及びませんでした。3位は「外食(日常的なものは除く)」が3.6ポイント減の36.8%で、これに続く形で「読書」と「音楽鑑賞」が4位、5位にランクインしています。
海外旅行の潜在需要
調査の中で特に注目すべきは、余暇活動の潜在需要です。希望率が高い項目として「海外旅行」が1位に立ちましたが、前年と比較して3.9ポイントの減少です。国内旅行が人気である中、海外旅行への期待も未だ高いものの、実際の参加率は減少傾向にあることがわかります。これは特に多くの要因によるもので、コロナ禍の影響などが絡んでいます。
一人当たりの参加種目
また、平均参加種目数については、微減し10.2種目となりました。コロナ禍の影響を受ける以前の2019年では12.3種目というデータが残っていますが、今後も余暇活動の多様性を期待させるデータの一つとなっています。このことは、長引くコロナによる影響からも徐々に回復している様子を伺わせます。
まとめ
この調査結果は、今後の「レジャー白書2025」にも掲載される予定です。余暇重視派の増加や、参加率の高い国内観光旅行は、私たちがどのように余暇を楽しんでいるかを再認識させてくれるものです。特に国内旅行への関心が高まる中で、今後の余暇スタイルを考えるうえで重要な指標となるでしょう。興味のある方は、「レジャー白書」公式サイトにて、詳細を参照することができます。
更多詳細なデータは、
レジャー白書2025公式サイトを御覧ください。