二十五絃箏の第一人者、中井智弥の特別演奏会が迫る！

日本の伝統音楽を受け継ぎ、現代に新たな命を吹き込む中井智弥が、2022年11月6日（日）に東京でリサイタルを開催します。この演奏会は、古典作品と現代曲を融合させたオリジナルプログラムが特徴で、特に「砧」というテーマが印象的です。

演奏会の特徴

「砧」とは、布を叩いて光沢を出す作業を指し、そのリズムが秋の夜に人々の心に響く様子は、能や和歌のモチーフにもなっています。この演奏会では、「中空砧」や「二重砧」、「吾妻獅子」といった古典の楽曲を再編集し、二十五絃箏や箏、三絃、胡弓、小鼓の合奏を通じて新たな音楽体験を届けます。中井智弥の得意とする広い音域の二十五絃箏は、やはり注目の的です。

これまでの実績

中井智弥は2000年より三重で毎年リサイタルを開催し、2013年からは東京でも公演を行っています。これまでに通算32回もの開催を数え、邦楽器と洋楽器との共演や、朗読、演劇、オペラ、バレエなど、様々なジャンルとコラボレーションを行い、独自のスタイルを確立しています。

出演者とプログラム

演奏会には、中井智弥のほか、松坂典子（地歌三絃）、上原真佐輝（箏・地歌三絃）、木場大輔（胡弓）、住田福十郎（囃子）といった豪華な出演者が揃います。以下は演奏予定曲目です：
1. 生田流箏曲「中空砧」（宮城道雄作曲）
2. 生田流箏曲「二重砧」（作者不詳・中井智弥編曲）
3. 生田流箏曲「吾妻獅子」（峰崎勾当作曲）
4. 山田流箏曲「岡安砧」（岡康小三郎作曲または作者不詳・中井智弥編曲）
5. 二十五絃箏曲「砧」（中井智弥作曲）