ミラノで和食イベント
2015-07-16 10:00:36
ミラノで意義深い和食の国際交流イベントが開催されました
ミラノで和食文化を発信するイベント
2015年7月12日と13日の2日間、イタリアのミラノで特別なイベントが開催されました。それは「食文化の国際交流」をテーマに、日本の和食料理人9名が一堂に会し、ミラノ万博に合わせて行われたものです。このイベントは、キッコーマンの主催により、「ジャパン・サローネ」と呼ばれる日本館の一部で行われ、京都府と連携して日本の魅力を発信することが目的とされています。
和食の心を伝えるプログラム
イベントのテーマは「和食の心」。このテーマのもと、和食に関する展示やワークショップ、さらには試食メニューも提供されました。約200名の参加者が集まり、イタリアを中心とするヨーロッパ在住の一般参加者や食関係者が、日本の食文化に触れる貴重な機会となりました。参加者は、日本料理の実演を見ながら料理の盛り付けを体験し、懐石料理の一端を味わうことができました。
当日のワークショップでは、各料理人が4つのテーマに分かれてトークセッションを行い、包丁さばきの実演を披露。参加者はその技術に見入ったり、料理人の説明を興味津々に聞いたりしながら、日本の食文化への理解を深めていきました。試食では、本格的な和食の味わいに感動の声が上がりました。
記者会見での和食の重要性
7月13日には、報道関係者を対象に合同記者会見が行われ、キッコーマン代表である茂木友三郎氏が、日本の食文化の国際交流を進める意味について語りました。「今後、大きな市場として期待される欧州市場に対し、日本の食の本質に触れていただける機会を提供できて嬉しい」とし、イベントに参加した料理人たちも自身の想いを込めながら日本料理の普及について述べました。
京都府知事の山田啓二氏からも和食の特性が語られ、特に健康的な食文化としての価値が強調されました。重要なのは、日本の伝統的な料理がどうやって現地の人々に受け入れられるのか、そして、両国の融合や新しい料理の可能性についても期待されました。
本格懐石料理体感会の開催
イベントの締めくくりとして、同日午後には本格懐石料理を体験できるセッションが行われました。各料理人の解説と一緒に提供された懐石料理は、参加者たちにとって新たな味覚の発見となり、特に日本料理の深淵さに感動する様子が印象的でした。
参加者からは「これまで食べたことがない日本料理」との声が上がり、解説を通じて料理の意図や背景を知ることで、より一層料理を楽しめたという感想が寄せられました。
このイベントは、日本の食文化を広める素晴らしい機会となり、今後もキッコーマングループは世界各国で食文化の国際交流を積極的に進めていく意向です。日本が誇る和食の魅力が、これからも世界中に広がっていくことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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キッコーマン株式会社
- 住所
- 東京都港区西新橋2-1-1興和西新橋ビル
- 電話番号
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