dSPACEとAURELIONの革新
自動車業界の技術革新が進む中、dSPACEが新たにAURELIONに搭載したドライバーモニタリング機能が注目を集めています。これにより、ドライバーモニタリングシステム(DMS)は、よりリアルなテストと検証が可能になるのです。
AURELIONの新機能
dSPACEのAURELIONは、センサシミュレーションと3Dビジュアル表示に特化したソフトウェアプラットフォームであり、今回、ドライバーモニタリング機能を新たに追加しました。この機能は、車内のドライバー状況を多角的にシミュレーションし、赤外線(IR)カメラの動作も再現できるという特長があります。特に、Euro NCAPやEU一般安全規則(GSR)が定めた基準に対する要件を満たすために設計されました。
複雑な人間の行動に対応
人間は多様な外見や行動パターンを持ち、その相互作用も非常に複雑です。そのため、従来のテスト手法では実際の被験者を用いた場合に、十分な検証が難しい現状があります。そこで、AURELION Driver Monitoringは実際のセンサデータの再現を行い、安定したテストを可能にするシミュレーション手法を採用しています。このアプローチにより、アニメーション化された3Dドライバーモデルと物理法則に基づく赤外線カメラのシミュレーションを組合せ、ドライバーの視線の動きや注意集中度、疲労の検知など、様々な条件下で再現性のある分析が可能となります。
幅広いテストが支援される
AURELION Driver Monitoringは、dSPACEの従来のツールチェーンに完全に統合されており、シナリオの作成からECUの検証フローまでをサポートするエンドツーエンドのソリューションを提供します。このシステムはソフトウェア・イン・ザ・ループ(SIL)やハードウェア・イン・ザ・ループ(HIL)環境でも活用できるため、センサーデータと現実信号を融合させた包括的なテストが実現できます。
再現性のあるテスト環境
プロダクトマネージャーのCaius Seiger氏は、「シミュレーションによって生成される赤外線画像データは、市販のDMSアルゴリズムでも処理可能であることが確認されています。AURELION Driver Monitoringのおかげで、ドライバーモニタリングシステムのテストは迅速かつ再現性のある形で進められ、さらにはテストの自動化にも対応しています」と述べています。
dSPACE Japan株式会社の紹介
dSPACEは、コネクテッドカーや自動運転車、電気自動車の開発に必要なシミュレーションや妥当性確認のソリューションを提供するグローバル企業です。そのエンドツーエンドのソリューションは、自動車メーカーやサプライヤーが、実際の車両でのテストを実施する前に、さまざまなソフトウェアおよびハードウェアのテストを行うために利用されています。加えて、航空宇宙、産業オートメーション、その他多くの分野でもdSPACEが信頼されています。dSPACEの製品ポートフォリオにはシミュレーションや検証用のツールだけでなく、エンジニアリング、コンサルティングサービス、トレーニングなど、多岐に渡るサービスが含まれています。
dSPACEは、ドイツ・パーダーボルンに本社を構え、世界中に拠点を持ち、2,900名を超える専門家がこの技術の発展に寄与しています。さらに詳細については、
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