スマホで簡単操作!「ふくごう君III」の最新機能
三基計装株式会社は、2026年1月5日より、施設園芸向け環境制御装置「ふくごう君III」に新たな機能「ハウスリモコン」を搭載すると発表しました。この機能により、農業従事者はスマートフォンから無線で装置を制御できるようになり、これまでの難しい操作を大幅に簡素化することができます。
新機能「ハウスリモコン」について
新たに追加される「ハウスリモコン」機能は、スマートフォンと「ふくごう君III」が無線で接続し、環境データの確認や設定変更を行います。この機能は、通信契約やクラウド費用が不要であるため、農業者は安心して操作できます。これにより、操作を覚える手間が省けるだけでなく、装置の設置場所まで移動する負担も軽減されます。
通信モードの選択
「ハウスリモコン」では、農場の規模や管理する台数に応じて、2つの通信モードが選べます。
1.
アクセスポイントモード(APモード): 1台の「ふくごう君III」を簡単に管理するためのモード。
2.
ステーションモード(STAモード): 複数台の「ふくごう君III」を広範囲で管理できるモード。市販の無線LAN中継器を利用して接続します。
利用可能な機能
「ハウスリモコン」機能では、現在値の確認や制御設定値の変更が可能です。具体的には、各センサが測定した値を一覧で確認でき、必要な変更を行うことができます。特に変温数の変更などは施工時に「ふくごう君III」の操作パネルから直接行うことが求められます。
三基計装株式会社とは
三基計装株式会社は、1970年の設立以来、環境コントローラと産業用クリーンエアシステムを手がけてきた企業で、2023年現在、「ふくごう君」シリーズを含む約3,000台を販売。他にも、農業向けの遠隔制御技術やOEM開発など、広範な技術を活用しています。
ふくごう君IIIについて
「ふくごう君III」は温室管理の省力化を実現する装置で、窓やカーテン、暖房などを一括で設定可能です。光合成能力を向上させる設計や、時間帯による温度管理機能を備えた実用性の高い製品です。価格も440,000円からと手が届きやすく、小規模から中規模の農場でも導入しやすい設計になっています。
今後の展望
今回の「ハウスリモコン」機能の導入により、農業のスマート化が一層進むことが期待されています。三基計装では、今後もさらなる改善を図り、農業従事者のニーズに応えた製品の開発を続けていく方針です。遠隔操作機能の拡充も予定されており、農場の効率化を一層進めるでしょう。
お問い合わせ先
三基計装株式会社の製品に関する詳細は、公式サイトや担当者にお問い合わせいただけます。
TEL: 03-5917-0345
FAX: 03-5917-0346
Mail:
[email protected]
URL:
https://www.sankikeiso.co.jp/
農業の未来はスマートに。新たな技術を活用して、私たちの生活を豊かにしていくことが求められています。