AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」に新機能が追加
株式会社LegalOn Technologiesが提供するAI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」が、2023年10月16日に新機能「LegalOnアシスタント(β版)」を実装しました。この新機能は、契約書に関する指示や質問に対して生成AIが即時に回答を提供するもので、契約業務の効率化を図っています。
「LegalOnアシスタント(β版)」の概要と機能
「LegalOnアシスタント(β版)」は、ユーザーが「LegalOn Cloud」にアップロードした契約書に対し、任意の指示や質問を行うことで、自動的に対話が可能となる機能です。具体的には、契約書の修正案の提案や契約条項の要約、権利義務の抽出、さらには専門用語の解説や契約書の改正前後の比較など、多岐にわたる業務をスムーズに行うことができます。また、ユーザーは事前に設定された標準的な指示を一クリックで実行できるボタンも利用可能です。
この新機能の導入により、法務担当者は時間がかかっていた契約書レビューのプロセスを大幅に短縮し、真に重要な業務に集中できる環境が整います。契約書に関する知識が蓄積されることで、AIは自然と情報を整理し、ユーザーに必要な情報を適切なタイミングでレコメンドする、次世代のナレッジマネジメントが実現されます。
法務担当者の課題とその解決策
企業が抱える法務の役割は多岐にわたりますが、契約書業務はその中心的な存在です。特に契約書のレビューには時間と労力がかかり、法務担当者はしばしば専門知識や経験が求められます。しかし、法務の人材不足が問題となる中で、業務の効率化が急務とされています。「LegalOnアシスタント(β版)」は、まさにこのニーズに応えるべく開発されたものです。
グローバル展開とユーザーの反応
この機能は、2024年2月から提供が始まる予定のAI契約レビューサービス「LegalOn Global」でも活用されています。すでに国内外のユーザーからは「専門用語の調査が簡単になった」「契約書業務の時間が約50%短縮された」といった声が寄せられています。このように、「LegalOnアシスタント(β版)」は日本の法務現場でも注目されています。
企業紹介
株式会社LegalOn Technologiesは、「法とテクノロジーの力で、安心して前進できる社会を創る。」という理念のもと、2017年に設立されました。法律事務所出身の弁護士たちが中心となり、法務の質向上と業務効率化を実現するソフトウェアを開発しています。現在、全世界で6,000社以上の企業に対して、自社の法務プラットフォームが提供されており、さらなる技術革新が期待されます。
「LegalOn Cloud」は、ただのリーガルテックではなく、企業のニーズに応じて自由に構築できる金融技術のプラットフォームと言えるでしょう。今後も国内外でのプロダクト開発を進めながら、お客様のニーズに応じた機能を提供していく方針です。