静脈麻酔の研究
2025-12-03 09:54:13

TCBの松村医師、美容外科分野の静脈麻酔の安全性を証明する研究を発表

TCB松村医師による静脈麻酔の研究



美容クリニック「TCB東京中央美容外科」の松村圭祐医師が、美容外科手術における静脈麻酔(IVS)の安全性に関する重要な研究を発表しました。この研究は、国際的に評価される学術誌「Aesthetic Plastic Surgery」に掲載され、4,397件という大規模な症例データに基づいて、その運用と安全性を詳細に検証しました。

研究背景と目的



静脈麻酔は、日本を含む多くの国で、日帰り手術に広く利用されている麻酔手法ですが、美容外科領域においては、これまで大規模な安全性データが不足していました。このため、松村医師の研究は、静脈麻酔の実際の運用レベルと周術期における安全性を整然と評価し、その実態を明らかにすることを目的とされています。

研究方法



研究は2020年11月から2024年の12月までの4年間に行われ、TCBの単一クリニックで計4,397件の静脈麻酔下での症例を後方視的に分析しました。対象は外来のASA-PS分類I~IIに属する患者であり、標準的な麻酔薬としてプロポフォールを使用、アレルギー対象の患者にはミダゾラムが選ばれました。また、心電図、血圧、SpO₂をモニタリングし、麻酔の深度を調整するためのプロトコールが採用されました。

主要評価項目は、気道確保や心停止といった重篤な合併症であり、副次的な評価項目には術中の降圧薬投与、鎮静の中止、覚醒遅延、予定外入院などが含まれました。

研究結果



研究の結果、重篤な心肺合併症は1例も発生せず、安心して施術が行われたことが示されました。この研究における患者の中央値年齢は39歳で、参加者の89.7%が女性でした。また、4年内に症例数は41件から1,753件に増加し、複合手術の割合も大幅に上昇しました。

使用された鎮静薬は圧倒的にプロポフォールが主流で、ミダゾラムはごく一部の症例に限られました。意義ある点として、施術中に血圧低下への対応が必要だった症例は44件(1.0%)であり、その他の軽微なイベントも全体の中では非常に少ない結果でした。特筆すべきは、全症例が当日中に処置を終え、予定外の入院は一件もなかったことです。また、酸素投与が必要だった患者も居なかったとのことです。

研究の結論



松村医師の研究により、美容外科手術において静脈麻酔を用いる際の安全性が国際的な基準に達していることが証明されました。同研究は、厳格な適応選択と連続的な生体モニタリングによって、患者の安全が確保されることを示したのです。今後は、他の施設でも同様の研究が必要とされることから、さらなる前向き研究の実施や標準化された回復指標の設定が期待されています。

この研究は、美容外科の手術がより安全であることを証明しただけでなく、美容医療の新たな基準を設定する重要な一歩となるでしょう。TCB東京中央美容外科は、今後も医療と患者様の信頼を基に進化していくことでしょう。


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会社情報

会社名
TCB東京中央美容外科
住所
東京都新宿区新宿3-1-20メットライフ新宿スクエア 7F
電話番号

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