第一回 CJPF LAB 開催レポート
2025年9月24日、内閣府知的財産戦略推進事務局が主催する第1回CJPF LABが開催されました。「テクノロジーから考えるナイトタイム・クールジャパンの可能性」というテーマで、約100名の参加者が集まりました。会場は全国市長会館第2会議室で行われ、オンラインでも多くの方が参加しました。
イベントの趣旨
このイベントは、ナイトタイム観光の新たな価値を創造し、日本の文化や魅力を世界に発信するために開催されました。特にテクノロジーを活用することで、どのように地方創生に結びつけられるかが重要なポイントです。モデレーターとしてCJPFのディレクター、渡邉賢一氏が進行を行い、地域創生に関する具体的な事例や情報を提供しました。
講演者による事例紹介
壇上には、地方創生に取り組む企業の代表が立ち、先進技術を活用した取り組みについて具体例を紹介しました。株式会社レッドクリフの代表取締役社長、佐々木孔明氏は、地方の観光資源を活かした呉におけるドローン技術の事例を説明。次に、株式会社ネイキッドの久保哲矢氏は、プロジェクションマッピングを用いて地域の文化を魅力的に表現したプロジェクトを紹介しました。
これらの事例は、観光客に新しい体験を提供し、地域経済の活性化に寄与するものでした。参加者はそれぞれの講演に感銘を受け、自分たちの地域での応用方法についてのアイデアを得る機会となりました。
参加者の反響
参加者からは、「地域の魅力を新たな方法で伝えることができる」「テクノロジーが観光に与える影響を実感した」との声が寄せられ、今後のナイトタイム観光の発展に対する期待が高まりました。
CJPFの役割と展望
CJPF(クールジャパン官民連携プラットフォーム)は、2015年12月に設立され、各省庁や民間企業などが連携しクールジャパン戦略を推進しています。多様な情報共有やビジネスプロジェクトの組成を後押しし、日本の魅力を広める活動が行われています。今後もCJPFの活動を通じて、ナイトタイム観光やテクノロジーの発展に貢献していくことが期待されます。
今回のCJPF LABは、参加者がテクノロジーをどのように地域の観光資源に活かすかを考える貴重な機会となり、地方創生の未来に向けた新たな一歩を踏み出すための基盤が築かれました。今後もさまざまなイベントを通じて、クールジャパンの可能性がさらに広がることを期待しています。