広告効果最適化の新技術
2014-09-16 12:00:03
広告クリエイティブとランディングページの効果最適化を実現する新たな連携
広告効果最大化への新たな取り組み
広告業界は日々進化していますが、その中でも特に注目されているのが広告クリエイティブとランディングページの効果最適化です。この分野での新たな連携が発表され、広告効果の実現性が一段と高まることが期待されています。
広告とランディングページの関連性
通常、広告の効果を測るためには、広告クリエイティブのA/Bテストを実施することが一般的です。このテストによって、広告が表示されてクリックされる割合を示すCTR(Click Through Rate)を最適化することは可能でした。しかし、ランディングページは想定外のクリエイティブに基づいて表示されるため、最終的なコンバージョン率(CVR)には改善の余地が残されていました。
この新たな取り組みでは、広告クリエイティブのテスト結果に基づいて、ランディングページに自動的に対応できるクリエイティブが表示される仕組みが導入されます。これにより、マーケティングのROI(Return On Investment)の向上がより効率的に達成可能になるのです。
初のパートナー企業との連携
今年11月から始まるこのプロジェクトには、BrainPadやCA AdTech STUDIO、FreakOut、Fringe81、Geniee、MicroAd、ScaleOutといった国内の広告配信事業者が参加します。これらの企業と連携を図ることで、広告効果の最大化が期待されています。
今後の展望
また、本連携のスタートを契機に、Eメールやソーシャル広告など、他の広告ソリューションへの対応も進めていく予定です。過去1年間のサービス運営の中で、大量のサイトログを解析し、ボトルネックとなるページを特定することができたそうです。これにより、全体的なユーザーエクスペリエンスを向上させるためのレコメンドも行います。
将来的には、広告やEメール、ソーシャル広告から最終的なWebサイトまで、オンライン上のすべての要素を解析し、改善すべきポイントを明確にするプラットフォームへと進化する見込みです。こうした新機能は、今年中にもβ版としての提供を開始する予定です。
「planBCD」について
KAIZEN platform Inc.が提供する「planBCD」は、UI改善を簡単に実現するためのプラットフォームです。たった1行のJavaScriptコードを追加するだけで、簡単にA/Bテストを行い、コンバージョン率を高めることが可能です。また、デザイナーが社内に在籍しない場合でも、成長を促進する成長ハッカーに特別に依頼する機能も用意されています。これにより平均して52%ものコンバージョン率の改善が実現されています。
KAIZEN platform Inc.の概要
KAIZEN platform Inc.は2013年に設立され、アドテクノロジーの専門家たちによって運営されています。本社は東京都新宿区にあり、WEBサービスの改善を推進するためのさまざまな技術とデータ解析を活用しています。日本国内の広告業界において新たな風を吹き込む存在となるでしょう。
このように、KAIZEN platform Inc.の新たな取り組みは、広告業界に革新をもたらすことでしょう。自社の広告効果を最大化したい企業にとって、不可欠なパートナーとなることが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Kaizen Platform
- 住所
- 東京都港区白金1-27-6白金高輪ステーションビル10F
- 電話番号
-
03-5909-1151