心不全の語り
2026-03-31 14:43:47

心不全の体験を語る今、患者の声を映像や音声で届ける新しいプロジェクト

心不全の語り:患者の声を届ける新プロジェクト



認定NPO法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」が新たに始めたプロジェクト『心不全の語り』が、心不全と診断された方々の体験を映像、音声、文章で公開しました。この取り組みは、心不全と闘う患者たちがどのように生活し、どのような困難に直面しているのかを、リアルな声として収集しています。

プロジェクトの概要



この『心不全の語り』は、20代から90代までの33名の心不全患者(うち女性13名、男性20名)とその家族3名のインタビューを基に構成されています。インタビューの内容は、以下の3つのテーマに分けられています:1. 心不全とは 2. 治療 3. 生活。

各テーマに沿って、150以上の語りが収録されており、特に生活に関する部分は、食生活、水分摂取、活動、仕事、経済的影響、公的制度の活用、結婚や出産といった多岐にわたるトピックが含まれています。これにより、心不全という病を抱える人々の生活全体に焦点が当てられています。

心不全とは?



心不全は、心臓の機能が低下し、息切れやむくみなどの症状が現れる病態です。このプロジェクトでは、循環器内科医の篭島充医師による専門的な解説と、症状の始まりや心不全とストレスの関係についての語りが集められています。患者たちの経験を通じて、心不全の理解を深めることが目的です。

治療についての語り



治療に関する内容では、薬物療法、ペースメーカー、ICU(集中治療室)での経験、医療者とのコミュニケーションについての貴重な体験が語られています。一部ではカテーテル治療やそれに関するインタビューも予定しているため、今後の更新が期待されます。

日常生活への影響



『心不全の語り』の一環として収録された日常生活におけるエピソードには、心不全患者が直面する様々な課題が含まれています。たとえば、仕事との関わりでは、「心臓病発症後の生活の変化」や「職場での人間関係」に関する意見が数多く寄せられています。患者は、日々の影響を受けながらも、どのように気持ちを切り替え、生活を進めているのかを明らかにしています。

患者の声:リアルな体験



以下は、インタビュー参加者の方々からの抜粋です:
  • - 「出張中に体調が崩れて、受診後に即入院となりました」と語る50代男性。
  • - 「職場復帰後も、健康的な生活を送るために、『しんどい』とは言えなかった日々が続いた」と述べる50代男性。
  • - 「薬を飲むことで健康が保たれる一方で、病気であることのジレンマを感じている」と話す60代男性。
  • - 「ICUで赤ちゃんの泣き声を聞いて、自分も頑張ろうと思った」と感情を語る40代女性。

これらの語りは、心不全に直面する当事者やその家族にとって非常に共感を呼ぶ内容となっています。また、心不全の患者やその家族、医療関係者に向けて、多様な体験を共有することがこのプロジェクトの目指すところです。

射場典子の想い



プロジェクトの責任者である射場典子氏は、この取り組みを通じて、「心不全という病態がどのように人々の生活に影響を与えるかを伝えたい」と語ります。このプロジェクトは元々、循環器疾患に関する研究の過程でスタートしましたが、4人の患者の語りからインスピレーションを受け、より多くの患者の声を集める形に発展しました。ディペックス・ジャパンは、社会に広く語りを届けることで、共感や理解を深めることを目指しています。

心不全と向き合う当事者の声を通じて、病気の理解を広めるこのプロジェクトが、今後どのように展開していくのか、ぜひ注目していきたいです。


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会社情報

会社名
認定NPO法人健康と病いの語りディペックス・ジャパン
住所
東京都中央区東日本橋3-5-9市川ビル2階
電話番号
03-6661-6242

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