新製品「リフレシャイン SEF25」の特徴
住友理工株式会社は、名古屋市中村区に本社を構えている企業で、最近発表された新製品「リフレシャイン SEF25」は、従来品から大幅に性能が向上した窓用フィルムです。特に、省エネルギーに重点を置いて開発されたこの製品は、遮熱・断熱性能の改善がなされています。
カーボンニュートラルへの取り組み
昨今の環境問題に対する意識の高まりを受け、住友理工はカーボンニュートラルに向けた取り組みを強化しています。特に、空調の消費電力とCO₂排出量を減少させることが急務となっている中、窓用日射調整フィルムの需要が高まっています。新製品は、ユーザーからの要望を受けた結果、さらに性能を向上させることができました。
高性能の実現
新しい「SEF25」では、以下の二つの重要な性能指標が改善されています。
1.
遮熱性能: これまでの製品(TW36A)と比較して、遮蔽係数が0.59から0.24に向上しました。
2.
断熱性能: 熱貫流率も、4.5から4.1に改善され、ますます効果的に熱を抑制します。
これにより、このフィルムはJIS規格(JIS A5759)での低放射フィルムとも分類され、業界初の特別な適用を受けています。これらの性能向上は、特に法人向けの省エネソリューションとして、多くのビジネスシーンでも活用されることが期待されているのです。
環境への配慮
「SEF25」は、特に夏場の体感温度の上昇を抑える効果が期待され、空調の負担を軽減することで、CO₂排出量を半分以下に削減することが可能です。さらに、電力消費の削減はフィルム導入にかかる費用の回収を早めるため、多くの企業にとって経済面でも魅力的です。
この新製品の透過率を下げる特性により、日中の強い日差しに注意が必要なオフィスや工場、倉庫などでも効果を発揮します。このように、さまざまな現場でのニーズに応じた活用が見込まれています。
多様なニーズに対応
住友理工は、2010年代から遮熱・断熱フィルム「リフレシャイン」を製造してきました。今後は従来品がデザイン重視のお客様向け、新製品が機能性を重視する法人向けと、それぞれ異なる選択肢を提供することで、多様なニーズに応えていく意向を示しています。
経営ビジョン
住友理工グループは「2029年住友理工グループVision」において、理工の力を活用して社会課題に取り組むことを目指しています。高分子材料技術を駆使し、快適な生活を提供すると同時に、持続可能な社会実現に貢献する活動に注力しています。
新製品の登場は、窓用フィルム業界における新たな挑戦の証であり、環境に配慮した製品としての可能性を広げています。住友理工は、これからも革新を続け、私たちの生活をより良くするソリューションを提供していくことでしょう。
お問い合わせ
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