職人が手作りしたポケモン漆器小椀が登場！親子で楽しむ伝統工芸の魅力

職人の手で生まれたポケモンの漆器小椀

日本の伝統的な漆器に、今、子供たちに愛され続けるキャラクターが加わりました。1919年に創業した漆器専門店「山田平安堂」は、手作りのポケモン漆器小椀を新たに発表しました。この作品は、ピカチュウ、アーボ、カイリューの3種類から選べて、他にもさまざまなポケモンデザインの展開が予定されています。

「蒔絵」の技術で生まれるポケモン

ポケモンのデザインは、数十年の経験を持つ職人が手作業で行う伝統技法「蒔絵（まきえ）」を用いて表現されています。漆塗りの小椀は、粘り気のある漆を使用して、丁寧に下絵を描く作業が行われます。この工程では、職人の高い技術と長年の経験が必須です。職人が一点ずつ描くため、ひとつひとつが独特の優しさを持ち、まさに手の温もりを感じさせる作品となっています。

徹底した手作業の工程

この「ポケモン干支小椀」は、天然木を素材として使用しており、お椀の製造は全て手作業で行われています。最初に木地を整える「木地挽き」から始まり、厳格な温度や湿度管理を行いながら漆を塗り、乾燥させては研ぐという一連のプロセスを経て、最終的に金粉を蒔いて輝きを与える伝統技法が使われます。このように、手作業で作られるため、安心して子ども用の食器としてお使いいただけます。

限られた食器の魅力

この小椀は、熱い料理を盛ってもその表面が熱くなりにくく、さらにこぼれにくく安定感のある高台の構造を採用。出産祝いとしても喜ばれるようにデザインされています。製品の製造工程を紹介する動画も公開されているため、興味がある方は是非YouTubeで確認してみてください。

100年以上続く漆器専門店

山田平安堂は、100年以上の歴史を持つ漆器専門店です。創業時から、「京漆器の魅力を東京で紹介したい」という思いのもと、1919年に日本橋でスタートしました。その後、代官山に移転し、現代のライフスタイルに寄り添った漆器の提案に努めています。代官山本店では約800アイテムを常にご紹介しており、銀座のGINZA SIXにも店舗を構えるなど、伝統と新しさを融合させた商品展開がなされています。

ポケモンとともに成長する幸せ

ポケモンは誕生から25年以上が経ち、今も新作が登場するなど、世代を超えて愛されています。ポケモンとともに育った私たちが、今の子どもたちに贈る体験として、この漆器小椀が新たな仲間との出会いを象徴するアイテムとなることを願っています。日々の食事や成長を見守りながら共に過ごすことで、喜びとともに成長を支えてくれることでしょう。