「ビジネスと人権」を学ぶ中小企業向けワークショップの開催
近年、世界的に企業活動と人権の関係への関心が高まっています。このような流れを背景に、東京都は「ビジネスと人権」をテーマとするワークショップを行い、企業の人権に対する理解と実践を促進することを目的としています。日本においても、企業の人権尊重が求められる中で、中小企業の経営者や研修担当者が参加できる機会を提供します。
開催概要
本ワークショップは、全国社会保険労務士会連合会の協力を得て、東京都人権啓発センターが主催します。日時は2024年9月30日(月)18:30から20:30まで、会場は東京都港区に位置する東京都人権プラザのセミナールームです。定員は40名で、参加は事前申込制となっています。参加費用は無料で、企業や団体の人権研修担当者が対象です。詳細な情報は、公式ウェブサイトからご確認いただけます。
ワークショップの内容
第1部 - 講義「ビジネスと人権とは?」
この部では、ビジネスと人権の関係を深く理解するための講義が行われます。参加者は、人権尊重の重要性を学び、企業として人権に取り組む心構えを身につけることができます。また、中小企業が人権に配慮した経営を進める必要がある理由や、東京都が制定した社会的責任公共調達指針についても触れ、その方針策定に必要な要素とプロセスを詳しく学びます。
この講義では、国際労働機関(ILO)からの専門家のアドバイスも含まれ、参加者は実践的な知識を得ることができます。
第2部 - ワークショップ「人権方針の策定」
次のセッションでは、参加者をグループに分け、実際の人権方針の策定について話し合うワークショップが行われます。参加者は、それぞれの疑問を持ち寄り、ディスカッションを通じて相互に学びあう機会となります。このワークショップでは、BHR推進社労士が各グループに一人ずつ配置され、アドバイザーとしてサポートします。これにより、参加者は自社に適した人権方針を具体的に策定することが可能になります。
BHR推進社労士とは?
BHR推進社労士は、全国社会保険労務士会連合会が実施した研修を全て修了し、ビジネスと人権に精通した社労士です。これにより、企業が人権を尊重した経営を行うための具体的なサポートが提供されます。このような専門家の存在は、企業の人権尊重に向けた取り組みを一層強化することにも寄与しています。
申込方法
参加を希望する方は、事前に申込が必要ですので、定員に達し次第締め切ります。詳細な申し込みや情報については、東京都人権啓発センターの公式ウェブサイトを参照してください。企業の方々がこの機会を通じて、人権に関する意識を高め、自社の方針を実行に移すことが期待されます。
企業の人権感覚を磨くための重要なステップとなるこのワークショップ。ぜひ参加をご検討ください。