松尾芭蕉生誕380年記念 特別公募展「芭蕉×ART」
2024年は、俳句の巨匠松尾芭蕉の生誕380年にあたります。この特別な年を迎えるにあたり、三重県伊賀市では「芭蕉×ART」という新しい形のアート展が開催されます。この企画は、芭蕉の俳句や理念に触発された工芸美術作品を広く募集し、アートと文学が交わった新しい表現を探求するものです。
芭蕉の遺産と新たな挑戦
松尾芭蕉は1644年、伊賀国(現在の三重県伊賀市)で生まれた俳句の礎を築いた人物です。彼の言葉には「新しみは俳諧の花なり」という考えがあり、常に新しいものを追求してきました。その精神は、現代アートにも引き継がれています。この公募展では、俳句の美しさを工芸美術の手法で表現し、まさに「不易流行」の精神を体現する作品を求めています。
応募の詳細
作品応募について
参加者は松尾芭蕉の俳句や理念をテーマにした工芸美術作品を応募することが求められます。対象となる作品形態は、陶芸、染織、ガラス、金工、木竹芸、漆芸など多岐にわたります。作品のサイズは、平面作品が160㎝×160㎝以内、立体作品が100㎝×100㎝×100㎝以内で、重さは30㎏以内と定められています。
審査内容
作品はまず第1次審査として、提出された画像データにより審査され、約20点が選出されます。そして、その後の本審査で最優秀賞、優秀賞が決定されます。特に優秀賞には、最優秀賞として100万円、副賞として優秀賞5作品に各10万円、入選には3万円が授与されます。
これは、18歳以上の日本国内在住者が対象となります。応募は一人一作品までで、未発表の自作に限ります。さらに、応募者による合作は受け付けていません。作品は自由な発想で作られることが求められます。
応募方法
応募方法は、応募フォームから画像データを送付することと、プリント写真を郵送することができます。応募締切は2024年12月31日で、できるだけ早めの応募が推奨されています。
最後に
俳聖松尾芭蕉の生誕380年を祝し、工芸美術を通して彼の思想を表現するこの機会は、芸術家として自らの表現力を試す絶好のチャンスです。伊賀市でのこの特別公募展「芭蕉×ART」にぜひご参加ください。美しい俳句の世界を新たな視点から感じ、さらなる創造力を発揮する機会となるでしょう。
詳細情報や応募用紙については、
伊賀市の公式サイトをご確認ください。