小田急線の全駅で導入されるウェアラブルカメラ
小田急電鉄株式会社は、2026年4月16日(木)に、小田急線全70駅で駅係員向けの小型ウェアラブルカメラを導入することを発表しました。この新しい施策は、異常事態の際や駅係員が対応する現場の状況を的確に記録し、関係者がその状況を把握することで、事実に基づいた正確な判断を行えるようにすることを目的としています。
このカメラは、駅構内でのトラブルや犯罪行為、カスタマーハラスメントなどが発生した際に着用されます。記録された状況をもとに、迅速かつ適切な情報提供や対策が可能となるだけでなく、録画されていることを示すことが抑止効果を高めると期待されています。これにより、お客さまと駅係員が安全に過ごせる環境の実現が目指されます。
小田急電鉄は、現在、暴力や暴言を含むカスタマーハラスメントが増加しており、これが駅係員の安全を脅かし、サービスの品質を低下させる要因となっています。そのため、本施策を通じて、安全性の向上とサービスの質の維持を図ることが重要視されています。
さらに、駅係員は巡回中もカメラを装着し、不審物の発見や駅設備の不具合を記録することで、迅速な情報共有が可能になります。このことで、駅周辺の安全性向上に大いに寄与することが期待されています。
導入の詳細
- - 導入日: 2026年4月16日(木)
- - 導入場所・台数: 小田急線全70駅、総計90台(各駅1~3台)
- - 導入機器: LINKFLOW P3000
使用方法は以下の場面に限り、制服の胸部に装着する形で行われます。
1.
異常時: カスタマーハラスメントを含むトラブル時の状況記録
2.
平常時: 駅構内巡回中の不審物・設備不具合の状況記録
3.
その他: 駅長が必要と認めた場合
録画データは駅長が適切に管理し、特定の目的以外に使用されることはありません。また、カメラ使用時には、ALSOCKの非常ペンダントを併用し、緊急時に迅速に対応できる運用体制が備えられています。録画データは最大50時間分保存でき、それを超えるデータは古いものから削除される仕組みです。
お問い合わせ
- - 小田急お客さまセンター(営業時間9時~17時)
- - 電話: 044-299-8200
このウェアラブルカメラは、2025年8月に世田谷代田駅で試行され、「即時に起動」「高い安定性」「迅速な録画内容確認」といったポイントが評価されました。2026年3月に再度試行し、結果を踏まえて運用開始となります。
小田急電鉄は、鉄道を利用する全ての人々に、安心して利用できる環境を提供するため、安全対策の強化に努めてまいります。