1月22日、東京で第3回「サステナブルな旅アワード」の表彰式が行われました。このアワードは、持続可能な観光に貢献する取り組みを表彰するもので、今年は一般社団法人富山県西部観光社の「カイニョお手入れツアー」が大賞に輝きました。
今回の受賞式には、村田茂樹観光庁長官が出席し、受賞者に賞状を手渡しました。村田長官はスピーチの中で、持続可能な観光の推進についての意義を強調し、「地域の特色を生かした旅行商品を通じて、観光地の持続可能性を高めていくことを期待しています」と述べました。
大賞受賞者、富山県西部観光社の林口砂里プロデューサーは、「私たちの活動は地域の持続可能性のためのものであり、訪問者に地域の価値を伝えていくことが目的です」と語り、散居村の保全に向けた取り組みを継続する意向を示しました。散居村とは、富山県独特の景観で、地域の文化と自然環境に密接にかかわっています。このモデルを通じて、次世代へと資源をつなげることが求められています。
審査委員長の小林英俊教授は、「受賞した商品には、身近な環境を守るために必要な新しいビジネスモデルが生まれている」とし、地域の人々が協働して新たな観光地を作り上げる姿勢を評価しました。特に、IターンやUターンによって地域に生まれ変わる発想や、観光資源を適正に評価し、価格設定を行うことが重要であると指摘しました。
式典後には、受賞した団体の代表者たちと意見交換会が行われ、各地の持続可能な観光に対する様々な取り組みや課題について活発に議論が交わされました。参加者たちは他地域から多くの知見を得ることができたとし、今後のサステナブルツーリズムのさらなる展開に期待を寄せました。
参加者の中には、これからの時代、環境に優しい観光を推進するためには各地域の魅力を生かしていくことが必要であるという意見が多く寄せられました。このようなアプローチにより、地域全体が経済的にも恩恵を受け、持続可能性を高めていくことができると考えられています。
受賞団体は、一般社団法人富山県西部観光社以外にも多様な取り組みを行っている団体が含まれており、今後それぞれの事例を参考にし、地域特有の歴史や文化を活かした観光振興が求められています。
この「サステナブルな旅アワード」は、持続可能な旅行文化を育むことで、訪問客と地域住民の双方にとって有益なシステムを確立するための試みです。地域の資源を大切にする意識が高まる中、今後の展開に目が離せません。受賞式の詳細は観光庁のウェブサイトにも掲載予定で、関心のある方はぜひチェックしてみることをおすすめします。