地域密着型薬局が提案する新しい健康経営支援サービス

株式会社Zelkovaが運営するこうめ薬局は、宮城県において健康経営を支える新サービス「職場で健幸ごはん」を開始しました。このサービスは、冷凍庫と電子レンジを使った健康経営支援型の食の福利厚生サービスであり、地方企業の人手不足や健康課題の解決を目指しています。

サービス開始の背景

こうめ薬局は、地域住民に向けて食事相談や健康関連の情報提供、さらには冷凍弁当の販売といった取り組みをこれまで行ってきました。地域の健康を考えた活動の中で、特に「健診結果はわかっているものの、日常の食事や行動に反映されていない」という課題が浮かび上がりました。これは特に東北地方において顕著で、宮城県はメタボリックシンドロームの該当者が多いことが指摘されています。

医療費が増加し続ける中、こうめ薬局は治療だけでなく予防に目を向け、地域社会の持続可能な健康を支えることが重要だと考えています。さらに、地方では慢性的な人手不足が深刻になっており、企業は従業員の健康とともにその定着を図る必要があります。「人を集める」ことと同じように「人が辞めずに元気で働き続けること」が求められる時代です。食を通じた福利厚生を通じて、地域企業の健康増進に貢献していきます。

サービスの特長：健康を食べるという新しい概念

「職場で健幸ごはん」は、管理栄養士が監修した冷凍ワンプレート弁当を提供する福利厚生サービスです。このサービスは、食事が単なる栄養補給を超え、健康づくりに寄与する仕組みを導入しています。弁当の主な特徴は以下の通りです。

- 1食あたり約500kcalで、たんぱく質は平均23g以上
- 緑黄色野菜を最大1/2日分含む
- 食品ロス削減を意識し、冷凍保存が可能
- 約5分で電子レンジ調理ができるため、導入が容易

契約自由で導入しやすいことも地方企業にとって大きな魅力です。また、株式会社MYPLATEとの連携により、栄養価とおいしさを両立した冷凍弁当が実現しています。このように、「職場で健幸ごはん」は業務上の健康的な食生活をサポートします。

MYPLATEとの協力

今回のサービスには、食品開発を手がける株式会社MYPLATEが関与しています。MYPLATEは「おいしく食べ続けて、いつのまにか健康に」というビジョンを持ち、管理栄養士による栄養設計を元に専門チームが食品の開発に取り組んでいます。多彩な食品を提供し、特に産前産後の女性向けに「ママの休食」ブランドを展開している点が特長です。こうめ薬局との連携により、地域特性に応じた商品の共同開発も計画しています。