KAISO BANKが藻場再生を推進する海藻カートリッジ
KAISO BANKは、藻場保全に寄与するための海藻カートリッジを無償で提供しました。この取り組みは、さまざまな自治体や漁業者からの支持を受けており、特に西日本地区を中心に高い関心を集めています。提供されたカートリッジは全国15の地区におよび、計1,159枚が供給されました。
海藻カートリッジ無償提供の実施経緯
2025年12月、KAISO BANKは藻場再生に取り組む自治体や漁協を対象に海藻カートリッジの無償提供キャンペーンを開始しました。これは通常のプロモーション活動にとどまらず、「輸送品質の検証」「技術的フィードバックの収集」「市場需要の調査」という三つの観点から、サービス向上を目指す多角的な試みです。
実施されたカートリッジの提供先と育成状況
全国各地への提供状況について、次のような結果が報告されています。
1.
岩手県陸前高田市脇ノ沢漁港(沼田地区)
- 供給元:只出漁港
- 海藻種:アラメ、マコンブ
- 数量:各10枚
- 成育状況:多くが順調に成長し、一部は波浪の影響で脱落しましたが、引き続き観察が続けられる予定です。
2.
新潟県新潟市南浜船溜まり
- 供給元:小波渡漁港
- 海藻種:ワカメ
- 数量:60枚
- 成育状況:水深に伴う成長の差異が見られ、有用なデータが収集されました。約一ヶ月後には、すでに1メートルの成長が確認されています。
3.
熊本県天草市天草町軍ケ浦地区
- 供給元:豊漁港
- 海藻種:キレバモク
- 数量:25枚
- 成育状況:移植後の定期的な観察により、順調な成長が確認されており、今後も適応性の調査が行われます。
このように、各地区から高い需要が寄せられており、特に南方系ホンダワラ類の要望が顕在化していることが分かりました。KAISO BANKは今後も受け入れ先と協力を密にしながら、海藻カートリッジの全国展開を進めていきます。
次なる展望
引き続き、技術フィードバックを通じて安定した種苗供給ネットワークの構築に努めるとともに、持続可能な藻場再生を促進する新たなビジネスモデルの検討も続ける見込みです。これにより、KAISO BANKはカーボンニュートラルの実現を目指し、地域の生態系の維持と回復に貢献していきます。
KAISO BANKは、国立研究開発法人NEDOが推進するプロジェクトの一環として、このような取り組みを行っています。広域な藻場の保全への貢献は、気候変動による影響に柔軟に対応するための重要なステップとなるでしょう。
この活動によって、私たちの海の未来が少しでも良い方向に向かうことを期待しています。今後のKAISO BANKの活動に注目が集まります。