ふるさと納税実態調査2025 - 利用状況と人気返礼品
2025年、株式会社ファーストイノベーションが実施した「ふるさと納税実態調査2025」の結果が注目を集めています。この調査は、SNSユーザーを対象に行われ、寄付の実施状況、人気返礼品、利用サイト、年代別の傾向などが分析されました。
調査の概要
この調査は2025年10月8日から10月11日にかけて行われ、有効な回答は103件に上りました。男女比は女性が約58%、男性は約40%。年代別では20代から60代以上までの回答が集まり、多様な声が反映されています。
ふるさと納税「実施状況」
調査の結果、「2025年にふるさと納税を行ったか」という質問に対し、
- - すでに寄付した … 約37%
- - これから寄付する予定 … 約30%
- - 今年はしない予定 … 約23%
- - ふるさと納税を知らない・興味がない … 約10%
といった結果になりました。約7割が「寄付済み」または「これから寄付予定」と回答し、ふるさと納税が多くの家庭において日常の一部として根付いていることが明らかになりました。特に30代・40代では「これから寄付をする」とする割合が高く、年末に向けた「駆け込み寄付」の意識が見て取れました。
利用サイトランキング
次に、ふるさと納税を行う際に利用されるサイトの調査では、
1. さとふる(約32%)
2. 楽天ふるさと納税(約28%)
3. ふるなび(約21%)
4. Amazonふるさと納税(約10%)
5. PayPayふるさと納税(約7%)
という結果となり、「さとふる」と「楽天ふるさと納税」の二強体制が明確に浮き彫りになりました。これらのサイトは、利便性やポイント還元を重視するユーザーに好まれているようです。一方で、「Amazon」や「PayPay」といった新興系サイトも若者を中心に徐々に支持を集めています。
人気返礼品ランキング
次に、人気の返礼品について調査した結果、以下のようになりました:
1. お肉(約38%)
2. 魚介類(約25%)
3. フルーツ(約15%)
4. スイーツ・お菓子(約10%)
5. 米・パン・麺類(約8%)
お肉と魚介類が特に人気で、全回答の約6割を占める結果となりました。また、「フルーツ」や「スイーツ」は女性層からの支持が高く、「家族で楽しむ」「自分へのご褒美」といった声が多く聞かれました。
価値観の変化
調査からは、ふるさと納税が「お得な制度」から「個々のスタイルに合わせた寄付の形」へと進化していることが伺えます。若年層はポイントやキャンペーンを重視したお得志向が強い一方、中高年層は地域や生産者の支援を重視する応援志向が強く見られます。また、返礼品の多様化が進んでおり、「家電」や「体験型」、「日用品」など、生活の質を向上させる選択肢が増えてきています。これにより、ふるさと納税は単なる節税手段にとどまらず、ライフスタイルの一部として根付いていることを示唆しています。
今後もSES Plusは、消費者意識の変化を追い、社会のリアルなデータを発信していく予定です。
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