朝日生命がテクノロジーを活用した保険業務の革新に挑む
保険業界におけるデジタル革新が進む中、朝日生命保険相互会社は新たな一歩を踏み出しました。株式会社アイリックコーポレーションが提供するAI-OCRサービス「スマートOCR 診療明細書」を取り入れ、2026年1月より実際の業務での利用を開始します。この取り組みは、業務の効率化を目指す上で、大きな一手となることでしょう。
導入の背景
給付金の支払い業務は、書類のエントリーから査定、支払可否の判断に至るまで多くの工程を含んでいます。そのため、事務作業の効率化は常に業界全体における課題とされてきました。朝日生命は、この課題を解消するために、アイリックコーポレーションのAI-OCR技術とUbicomホールディングスの技術を導入。これにより、書類の文字認識とコード化が進むことで、業務の大幅な効率化を図ります。
高度な自動化を実現する主な機能
1.
自動帳票識別による書類判定
お客様からの書類画像データをAIが自動で識別、領収書や診療明細書を的確に分類します。
2.
非定型帳票の文字認識
異なるフォーマットの医療書類から、必要な情報(受診日、点数、金額など)をAIが抽出します。
3.
「N in 1」帳票の自動分割
一つのページに複数の書類が混在してスキャンされた場合でも、AIが自動で分割し処理します。
4.
表記ゆれの補正とコード化
ユビコムの最新データベースを利用し、多様な手術名を正確な名称とコードに変換。これにより、支払業務の精度向上が期待されます。
生命保険エコシステムとそのメリット
朝日生命は、保険業界の共創を促進する「生命保険エコシステム」にも参加。これは、各社が協力して効率的な業務フローを実現し、コスト削減を図る枠組みです。AI-OCRの導入により、朝日生命は年間利用料を約42%も削減できる見込みです。
給付金支払業務プラットフォームとは
このプラットフォームは、顧客に寄り添った業務運営を目指しています。給付金の支払いまでの期間を短縮し、事務負担を軽減するために4つのソリューションを提供しています。これにより、入力から支払い判定までのプロセスを一貫して自動化し、業務の効率を最大化します。
1.
業界最高水準のデータ化
診療明細書や領収書を瞬時にAIがテキスト化。
2.
医療データの標準化
抽出した情報を業界標準のコードに変換。
3.
支払い判定の自動化
治療目的の病名と実施された手術を自動で結びつけ、判定の迅速化を図ります。
4.
既存システムとの連携
各社が使用している既存システムとの連携もスムーズに行える仕組みが整っています。
今後の展望
今後は、各保険会社の特性に基づき必要なソリューションを適宜選び、導入を進めていくことで、業務の負担を大幅に軽減していく方針です。また、業界全体の発展を見据えたシステム開発のリーダーシップも発揮していく予定です。このような取り組みによって、ますます進化する保険業界への期待も高まります。
会社概要
株式会社アイリックコーポレーション
- - 証券コード: 7325
- - 所在地: 東京都文京区本郷二丁目27番20号本郷センタービル4階
- - 設立: 1995年7月
朝日生命保険相互会社
- - 所在地: 東京都新宿区四谷一丁目6番1号
- - 設立: 1888年3月1日
株式会社Ubicom ホールディングス
- - 証券コード: 3937
- - 所在地: 東京都千代田区一番町21一番町東急ビル7F
- - 設立: 2005年12月8日