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源頼朝公像の特別公開！

静岡県伊豆の国市において行われた「源頼朝公像」の特別公開が、多くの人々の注目を集めました。このイベントは、頼朝公像プロジェクト委員会が主催し、伊豆の国市その他の後援で行われたもので、源頼朝の偉業を称える貴重な機会です。

源頼朝公像の魅力

披露された公像は、背面や厨子の内部まで緻密に制作されており、頼朝杉を用いています。特に厨子の内側には、頼朝が政子と共に見た伊豆の風景が美しく描かれ、訪れる人々を魅了しました。公像の製作者である仏師・江里康慧氏の手によるこの作品は、ただの肖像ではなく、神像として彫られたものです。江里氏は、「頼朝の勇気と希望を感じてもらいたい」と話しています。

来場者の感想

会場は、源頼朝公像を一目見ようと集まった来場者たちで賑わいました。伊豆の国市の山下市長は、「生きているかのような素晴らしい像。おかえりなさいという感じだ」とコメント。訪問者の中には「頼朝公が本当にそこにいるように感じた」という声も多く、感動的な場面の連続でした。「歴史を伝える作品が、未来の人々にとって大切な役割を果たすことを願っています」との期待も寄せられました。

静岡県の頼朝杉の物語

特に注目されたのは、源頼朝が挙兵する前に手植えしたとされる「頼朝杉」です。推定樹齢800年のこの杉は静岡県島田市に位置し、かつては国指定天然記念物でした。しかし、10年前に自然倒木してしまいました。それでも、この杉は新たな形で蘇り、頼朝公像として人々に感動を与えています。前井宏之氏（頼朝公像プロジェクト委員会事務局長）は、「頼朝公の功績と日本の文化を世界に伝えることが我々の使命」と語りました。

今後の予定

公像は2022年12月、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2022」にも出展予定でした。来春には、頼朝ゆかりの地である鎌倉市の鶴岡八幡宮に奉納される予定でしたが、奉納の実施は見送りとなっています。どうか未来に向けて、源頼朝公の偉業が語り継がれていくことを願います。

この歴史的なイベントは、訪れた人々に深い感動を与えると共に、源頼朝やその時代への理解を深める重要な機会となりました。

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