株式会社久世、ユーソナー導入による営業改革で飲食業界に新風を吹き込む
株式会社久世は、業務用食材卸企業としての立場を強化し、営業体制の改革を目指すために、ユーソナー株式会社のデータソリューションを導入しました。昨年創業90周年を迎えた久世は、全国の飲食店との幅広いネットワークを活かし、外食産業を支える活動に積極的に取り組んでいます。
営業改革の背景
久世では、近年、外食産業全般に起こっている構造変化に迅速に対応する必要があると考え、ワンチーム営業体制の構築を経営課題として掲げています。これまでの営業活動は、個々の営業担当者の経験に依存している部分が多く、成果が特定のハイパフォーマーに偏る傾向がありました。これを打破するため、営業プロセスの可視化と、マーケティング・インサイドセールス、フィールドセールスの分業化が急務です。
そのため、久世は使用中の業務管理ツール「kintone」を再定義し、顧客満足と利益の最大化を促進する仕組みと位置づけました。データベースの整理と顧客情報の一元化が求められ、最近導入されたユーソナーがその解決策となっています。ユーソナーは、820万件に及ぶ企業データベース「LBC」との連携により、高い精度で顧客情報を整備できることが評価されました。
ユーソナー導入による社内メリット
1. 営業部門の変革
営業部門では、整備された顧客データに基づいて、既存の調査活動を強化しています。「お客様を深く理解する」ための情報分析が可能になり、販売先の新たなアプローチが見込まれます。特に、チェーン店の取引データが可視化されることで、未開拓の店舗へのフォーカスが行いやすくなりました。この流れは営業リソースの最適配分につながり、成果に結びつくと期待されています。
加えて、新規開拓の活動においても、企業情報や名刺管理を行うアプリ「mソナー」を活用することで、個別経営店の情報の管理が進み、商談前の情報収集がスムーズに行えるようになりました。
2. マーケティングと商品部門の強化
現代の購買プロセスの多くは営業との接点を持つ前に完了しているため、商品開発やマーケティング部門では「ライブアクセス」機能が導入され、企業のウェブサイト来訪者の行動をリアルタイムで把握し、より効果的なマーケティング活動を推進しています。これにより顧客接点が広がり、双方向のコミュニケーションが強化されます。
3. 業務効率化の実現
その他の部門では、管理業務の煩雑さが解消され、ユーソナーによってLBCコードが付与されることで照合作業が簡略化されます。リスク情報や評点が活用されることで、与信プロセスも迅速になります。これにより、問い合わせや調査作業が一元化され、全体的な業務効率向上に寄与しています。
今後の展望
ユーソナーの導入を通じて久世は、営業だけでなく全社的な情報基盤の整備を進めます。CRMデータとSFAデータの統合を図り、AI技術を活用した高度なデータ分析を行い、戦略的な意思決定をサポートします。データ主導の営業体制を確立し、さらなる業務の効率化が期待される中、久世の営業改革はこれからも進化を続けるでしょう。
企業の信念
久世の代表取締役社長、久世真也氏は、これまでの営業スタイルの変革に意欲を示しています。営業活動が経験則に依存していたことを反省し、ユーソナー導入による企業データの活用基盤の整備が、戦略的で再現性のある営業活動を実現するための重要な一歩と考えています。歴史ある企業として信頼性を大切にしつつ、食品業界の変革に寄与することを目指して新たな挑戦を始めています。
株式会社久世について
株式会社久世は昭和9年に設立された食品卸企業で、全国の外食産業向けに業務用食材を供給しています。「食の力で、想いをつなぐ」という理念のもと、提案型営業と商品開発力を活かし、食文化の未来を支える活動を続けています。
公式サイト:
https://www.kuze.co.jp
ユーソナー株式会社について
1990年に設立されたユーソナーは、日本最大級の法人データベース「LBC」を基に、データを有効活用したビジネス戦略をサポートしています。人工知能を用いた最新技術も導入し、営業支援を中心に多様なクラウドサービスを展開しています。
公式サイト:
https://usonar.co.jp