注目の12月新刊が登場!
2024年12月10日(火)、株式会社徳間書店から待望の新刊が発売されます。この月刊では、上田秀人氏の人気シリーズ『隠密鑑定秘禄』の最新作や、馳月基矢氏の新たな時代小説シリーズが発表され、文芸ファンの期待が高まっています。
上田秀人の新作『隠密鑑定秘禄四縁組』
上田秀人氏の『隠密鑑定秘禄四縁組』は、シリーズ第四弾。主人公の射貫大伍が、将軍の腹心の大名を探し出すために旅をする物語。彼は武蔵国から水戸へと向かっていますが、そこで感じる不審な雰囲気や響く殺気に、読者は目が離せなくなるでしょう。
物語は大伍が、多くの敵と対峙しながら、自身の任務を全うする様子を描きます。単なる冒険だけでなく、彼に迫る危険や対抗勢力の妨害工作も織り交ぜられ、緊迫したストーリー展開が楽しめる一冊です。320ページのボリュームで、814円(税込)での販売です。
馳月基矢の新シリーズ『深川ふるさと料理帖一輪島屋おなつの潮の香こんだて』
次に紹介するのは、馳月基矢氏の新作『深川ふるさと料理帖』。本作では、地方の郷土料理をテーマにした新シリーズがスタートします。主人公のおなつは、輪島出身で、ふるさと横丁の「輪島屋」で働きながら、許嫁の帰りを待っている女性です。
おなつが作る潮の香り漂う卯の花ずしや、茄子と素麺の煮物は、読者を郷愁に浸らせ、味覚で感じる情景を想像させる作品です。256ページで836円(税込)という手頃な価格も嬉しいポイントです。
現代にも通じるメッセージとリアルな描写
これらの作品は、単なる時代小説に留まらず、現代に生きる我々にも通じる普遍的なテーマやメッセージを含んでいます。上田氏の作品では、人間関係や忠義の重みが描かれ、馳月氏の作品では、ふるさとの味への思いが語られます。
読者層も幅広く、主に時代小説好きの方に加え、食文化や故郷に想いを寄せる人々にも響くことでしょう。この12月新刊は、両作ともに著者たちの成長と新たな挑戦が感じられる一冊であり、これからのストーリーの展開にも期待が高まります。
ぜひ、書店で手に取ってみてはいかがでしょうか。新たな物語があなたを待っています!