freeeと学校法人立命館が実現する起業支援
フリー株式会社は、教育機関である学校法人立命館と包括連携協定を結び、学生や教職員、卒業生の起業を支援する取り組みを強化することを発表しました。この連携は、両者の目指す「スモールビジネスを、世界の主役に。」というビジョンから誕生しました。
立命館の実績と将来ビジョン
学校法人立命館は、1900年に設立され、現在では約120年の歴史を持つ教育機関です。彼らは「社会への価値創造の実現」を掲げ、アントレプレナーシップ教育を推進するため、様々なプログラムを展開しています。特に「起業・事業化推進室(RIMIX)」では、小学校から大学院にかけて、一貫した起業教育を行っており、在校生や卒業生に向けて多面的なサポートを提供しています。また、2025年には新たなオープンイノベーション拠点「グラスルーツイノベーションセンター(GIC)」を立ち上げ、さらなる教育の拡充を目指しています。
起業セミナーや個別支援の実施
freeeと立命館が連携することによって、起業を志す学生や卒業生、教職員に向けたセミナーや個別支援が実施される予定です。具体的には、起業手続きに関するアドバイス、freeeのプロダクトを利用した事業成長の支援などが含まれます。これにより、立命館の教育環境はさらに充実し、より多くの学生が実際に起業に挑戦できる基盤が整います。
高校生向け「起業キャンプ」の展開
特に注目すべきは、立命館大学と立命館宇治高校が共催する「起業キャンプ」です。このキャンプは、高校生が起業や新規事業を実践的に学び、アイデアを形にするための探求型学習の場を提供します。時間は7月29日から8月1日までの3泊4日で、参加者はグループに分かれ、アイデアを発表しながらアントレプレナーシップを育む機会が用意されています。
なんと、今年は150名の応募の中から50名が選ばれ、立命館以外の高校生も参加可能なので、全国各地の若い才能が集まるイベントとなるでしょう。また、教員向けの研修コンテンツも同時に行われ、現場の教育者が持つ起業に関する知識が深まるように設計されています。
freeeによる多面的支援
freeeは、学生や教職員、卒業生の支援にとどまらず、個々の起業家を多角的にサポートすることでも知られています。これまでに数多くの起業家の成功事例を蓄積しており、その経験をもとにした支援が期待されます。CEOの佐々木大輔氏も、立命館の取り組みに深く感銘を受けており、今後の連携に大きな期待を寄せています。
まとめ
今回の連携によって、freeeと立命館が協力し、次世代の起業家を育成することが可能になります。教育とビジネスの架け橋となるこの取り組みが、学生たちにとって有意義な経験となり、社会に新たな価値を提供することを期待しています。未来の起業家たちがこの取り組みを通じて、創造的なビジネスの立ち上げに挑戦する姿を見られることを楽しみにしています。