舞台化された宮部みゆきの名作『この世の春』
2025年12月24日から28日まで、東京都中野区にあるテアトルBONBONで上演されるMido Laboの公演『この世の春』。これは、宮部みゆきによる小説三部作を基にした作品で、サイコ・ミステリーとラブストーリーが融合した魅力的なストーリーが展開されます。特に、Mido Laboの10周年と20回記念公演を祝う特別な意味を持つこの公演は、ファンにはたまらない魅力が詰まっています。
Mido Laboとは?
Mido Laboは、元フジテレビアナウンサーの松井みどりが率いる小説劇ユニットで、2015年から独自のスタイルで舞台作品を制作してきました。彼らは小説の地の文とセリフを用いることで、観客に新たな文学体験を提供。これまでにも京極夏彦や池井戸潤などの著名な作家の作品を舞台化してきました。今回の公演も、彼らの言語感覚と演出力が存分に発揮されています。
舞台のストーリー
『この世の春』の物語は、下野北見藩の藩主・北見重興が家臣たちによって隠居を強いられるところから始まります。重興は精神的な問題を抱えて幽閉されてしまいますが、その背後には衝撃的な事件が隠されていることが少しずつ明らかになっていきます。家臣たちは彼を救うため、様々な謎に挑むことになります。
その過程で、彼らが直面するのは、死者の声を聴く者や、複数の人格を持つ人物、さらには少年失踪事件と言った、複雑に絡み合った謎です。明らかになっていく事実は、彼らが無知のまま闇に葬り去られていた歴史的な事件へとつながり、観客を圧倒することでしょう。ファンにとって、これまでの宮部作品のキーパーソンたちを再び目撃し、物語の深みに触れる貴重な機会となります。
出演者の魅力
公演には様々な著名な俳優が参加しており、彼らの演技力は話題のひとつです。紀那きりこ、青山伊津美、堀江あや子など、実力派が揃う中、松井みどりも出演するなど、豪華な顔ぶれが揃いました。こうした多彩な演者が、キャラクターに命を吹き込み、物語を華やかに彩ります。
チケット情報
チケットは現在、運営会社であるロングランプランニングのカンフェティにて販売中です。一般販売の価格は5500円で、ペア割やグループ割、若者割引(U25割)など、さまざまな割引も用意されています。特に、夜公演ではお得な価格設定もあり、最大限に楽しむことができる工夫がされています。
最後に
宮部みゆきの代表作が舞台化されるこの機会を見逃さないように。サイコ・ミステリーとラブストーリーの新たな融合を体感し、特別な公演を共に楽しみましょう。2025年12月、テアトルBONBONで待っています!