PANECO® board M量産開始
2025-06-24 10:43:12

繊維リサイクルボード「PANECO® board M」が2026年から量産開始

繊維リサイクルボード「PANECO® board M」の量産開始



モリリン株式会社(愛知県一宮市)による繊維リサイクルボード「PANECO® board」が、2026年から本格的な量産体制に入ります。これは、廃棄衣類を原料としたリサイクルボードで、株式会社ワークスタジオとホクシン株式会社との技術協力によって開発されました。

新たな試みとの展開



「PANECO® board M」は、従来の実験的な生産を経て、信頼性の高い大量生産体制を確立しました。この新しいボードは、最大幅1,240mm、最大長さ4,060mm、最大厚さ30mmのサイズで展開され、建材や什器素材として利用しやすい仕様です。現場での加工や運搬においても配慮がなされています。

旧来の規格では月産5トン程度のアップサイクル量でしたが、今回の「PANECO® board M」は、MDF製造工程に廃棄衣類を連続的に投入できるよう設計されており、量産体制を強化しました。

環境へのインパクト



このリサイクルボードにより、月間600トンの廃棄衣類がアップサイクルされる計画です。これは、年間7200トン相当の廃棄衣類を再資源化することを意味しています。日本国内では毎年約100万トンの衣類が廃棄され、その多くが焼却や埋立処理に回されています。このような現状に対し、「PANECO®」は持続可能な解決策の一つとしての役割を果たします。

繊維リサイクルの未来



量産化によって、「PANECO® board」は環境配慮型素材の新たな選択肢を提供します。特に経済産業省が2024年に策定した環境配慮情報開示ガイドラインに対応することで、大手アパレル企業への導入が進むことが期待されます。この取り組みは、循環型社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。

「PANECO® board」はこれからも進化を続け、循環の輪を社会に広げていきます。特に衣類廃棄問題が深刻化する中、このリサイクルボードは新たな資源循環の可能性を提示します。

公式情報



最新情報や詳細については、以下のオフィシャルサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
モリリン株式会社
住所
愛知県一宮市本町4-22-10
電話番号

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