捨てられた間伐材が生まれ変わる
株式会社phoneme(フォーニーム)が展開するファッションブランド「Enharmonic TAVERN(エンハーモニック・タヴァーン)」は、この度新たなプロジェクトとして放置されている間伐材を利用した『木糸Tシャツ』のクラウドファンディングを開始しました。これにより、全国から未利用の間伐材を集め、新たな服の形を提案する取り組みです。
クラウドファンディングの成功
クラウドファンディングは、今年の8月5日から始まり、目標金額30万円を設定していますが、開始からたった2時間で目標を達成。24時間以内には300%を超える支援を受けるなど、SNSを通じた話題性によって多くの人々の関心を集めています。
プロジェクトの理念
株式会社phonemeは「心と身体の健康を支え、持続可能な社会の発展に貢献する」という理念を掲げています。環境問題が深刻化する中、同社はファッション業界から文化と価値観を変えていくことを目指しています。放置されている間伐材の活用は、森林を守るだけでなく地域経済の活性化にもつながる意義のある試みです。
開発に至った背景
日本全国では、多くの森林が放置され、間伐材が未利用のまま放置されています。これが森林の荒廃や地域の環境悪化を招いているのです。また、アパレル業界においても大量生産・大量廃棄が問題視されている中、株式会社phonemeはこのような社会的な課題を解決すべく、新素材『木糸』に目を向けました。この素材は、大阪府にある株式会社和紙の布が開発したもので、木材から添収された繊維を高い技術で加工することで、通気性・吸水性の優れた生地を実現しています。
木糸Tシャツの特徴
使用される木糸は日本全国の未利用間伐材から作られ、株式会社和紙の布の優れた織布技術により加工されています。その結果、環境に対する負荷を軽減しながら、肌触りが良く、通気性や吸水性に優れた上質な生地が完成しました。このようにして生まれた『木糸Tシャツ』は、ファッションと環境保護を両立させる新たな可能性を秘めています。
クラウドファンディングの詳細
- - 実施期間: 2025年8月5日〜2025年8月31日
- - プラットフォーム: CAMPFIRE
- - 目標金額: 30万円
関心のある方は、ぜひクラウドファンディングページを訪れてみてください。プロジェクトへの支援は、持続可能な社会の構築に向けての一歩となります。
代表者のメッセージ
代表取締役の丸岡武史氏は、「ファッションが環境問題を引き起こすのではなく、むしろそれを解決する手段になれることを示したい」と語ります。『木糸Tシャツ』は単なる衣類ではなく、全国の森林を守りつつ地域経済を循環させる新しい価値観を提供することを目指しています。多くの方々の共感と応援を期待しています。
企業情報
- - 会社名: 株式会社phoneme (フォーニーム)
- - 代表者: 丸岡武史
- - 所在地: 愛知県岡崎市
- - 事業内容: アパレル事業、カフェ事業、国際物流事業
- - 企業URL: phoneme公式サイト
「木糸Tシャツ」は2025年春夏コレクションとしても登場予定で、環境に優しいファッションの一翼を担う存在として、注目を集めること間違いなしです。