光の新たな試み《Glow with City Project》が名古屋でスタート!
名古屋で開催される国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の一環として、刺激的な光の祭典《Glow with City Project》が実施されます。本プロジェクトは、1,000人の参加者が特製のLED提灯を手にし、街中を行進しながら都市の建物とシンクロして光を放つという体験型アートイベントです。アーティスト高橋匡太氏の創り出すこのイベントは、参加者と街の建物を一体化させ、新しい形のアートを楽しむ機会を提供します。
参加者が持つ光をシンクロさせる
参加者は、無線調光調色LED(RGBユニット)が装備された提灯を掲げ、名古屋市科学館から出発します。行列は長者町のアーケードを経て、栄のオアシス21、愛知芸術センターまでと続きます。ここでの目玉は、提灯のLEDが「NetLEDゲートウェイ」と呼ばれるモバイルシステムでコントロールされ、各参加者の光が見事に調和することです。また、オアシス21や愛知芸術文化センターも、クラウド経由でDMX信号を活用して表示される光の演出が加わり、全体で壮大な光の演出を実現します。
クラウドで制御されるLED照明の先駆け
本プロジェクトで利用される「NetLEDクラウドシステム」は、LED照明のクラウドベースの制御を可能にした画期的な技術です。このシステムは、NetLED株式会社が開発したもので、インターネットを通じて灯りの調光を管理することができるため、多人数での一斉制御が可能となります。さらに、アーティストである高橋匡太氏は、オリジナルのiPhoneアプリ「NetLEDコンソール」を使い、照明のシーンを自在に調整します。この取り組みは、アートとテクノロジーの融合を促進する試みであり、全く新しい照明体験を提供します。
新型NetLEDエンジンで実現する高性能
今回使用されるNetLEDエンジン「NLE002」は、高出力かつ高性能な無線小型モジュールで、コストパフォーマンスにも優れています。最新のセキュリティ技術を採用し、安全性にも配慮。将来的には、世界中のLEDメーカーにOEM提供され、様々なLED照明に応用されることが期待されています。
イベント実施概要
《Glow with City Project》は以下のとおり開催されます:
- - 日時:2013年9月21日(土)・22日(日)18:30~19:30
- - 会場:白川公園中央広場
ルート:白川公園・名古屋市科学館へ出発し、長者町を経由しながら、オアシス21から愛知芸術文化センターへ向かいます。タイムスケジュールも予定されており、参加者は皆で輝く夜景を楽しむことができます。
高橋匡太氏について
高橋匡太氏は、京都を拠点に活動するアーティストで、光を用いた作品群で知られています。彼の作品は、視覚だけでなく心や記憶を照らす力があるとして高く評価されています。今回のプロジェクトでも、その豊かな経験と技術が活かされています。
このイベントは、参加者全員が光の一部となり、より一層の一体感を得ることができる貴重な機会です。名古屋の街が色とりどりの光に包まれる様子をぜひ体験してください!