全自動溶接ロボットの実力
2024-11-11 12:54:02

建設現場の革新! 鹿島が開発した全自動溶接ロボットが実現する驚異の効率化

建設現場の未来を変える!鹿島が開発した全自動溶接ロボット



建設業界をリードする鹿島は、鉄骨柱の溶接作業を全自動化する革新的な「マニピュレータ型現場溶接ロボット」を開発し、実導入しました。従来の溶接ロボットに、新たに「開先センシング機能」と「スラグ除去機能」を搭載したことで、柱1本の全周溶接を、熟練技能者と同等の高い品質で、全自動で行うことが可能になりました。

従来の課題を克服! 全自動溶接ロボットがもたらすメリット



鉄骨柱の溶接作業は、厚みのある部材を繋ぎ合わせるため、複数層の溶接を繰り返し行う必要があり、熟練技能者の高い技術と労力を必要としてきました。しかし、近年では熟練技能者の高齢化や若年層の入職者数の減少により、人手不足が深刻化しています。

この課題を解決するため、鹿島は2020年に従来型ロボットを開発し、さらに今回の新型ロボットでは、開先形状を自動計測し、計測結果に基づいた溶接条件を自動で生成することで、より高度な自動化を実現しました。

また、溶接時に発生するスラグを除去する作業も、従来は技能者が手作業で行っていましたが、新型ロボットではスラグ除去機能を搭載することで、手作業を完全に省き、全自動化を実現しました。

全自動化による驚異の効率向上と安全性向上



新型ロボットの導入により、以下のメリットが期待できます。

生産性向上: 昼夜連続作業が可能となり、従来の作業時間と比べて大幅な短縮を実現できます。
品質向上: 開先センシング機能により、溶接条件を最適化し、熟練技能者と同等以上の高い品質を確保できます。
安全性向上: 技能者が危険な作業から解放されることで、作業員の安全性を向上させることができます。
人材育成: 技能者がロボットの操作や管理を学ぶことで、人材育成にも貢献できます。

今後の展開: より高度な自動化と省人化を目指して



鹿島は、今回の新型ロボットの実用化を皮切りに、さらなる機能向上を図り、厚板や超大型鉄骨柱、狭開先など、より幅広い溶接に対応できるロボットの開発を進めていきます。

また、複数のロボットを同時に運用できる体制を確立することで、現場作業のさらなる省人化を目指すとともに、建設業界全体の生産性向上に貢献していくことを目指しています。

ロボット技術とICTで建設業界の未来を創造



鹿島は、今後も「鹿島スマート生産ビジョン」に基づき、ICTを活用したロボット技術の開発と現場管理手法の革新を推進し、より安全で効率的な建設現場を実現していきます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
鹿島建設株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-3-1
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。